ベルナドット 隊長。 『ヘルシング』の名言トップ8!厨二が過ぎる名セリフをまとめてみた

ベルナドット隊長(HELLSING)

ベルナドット 隊長

強さ議論厨「悟空が最強で~」「一方通行が~」「いやワンパンマンが~」ワイ「はぁ・・・」• 【名言】昔のルフィって船長の貫禄メチャクチャあったよな。。。 【ワンピース】• 【ハンターハンター】ネテロVS王の名バトルを再現した15万円フィギュアのクオリティwwwwww• ワンピースの尾田先生「背景を手抜きするのは漫画家として失格」 ブリーチ「・・・」• 【朗報】神と人間を13vs13で戦わせる漫画「終末のワルキューレ」、ガチで人気が出てしまうwww• 【比較】初期から最も画力が上がった漫画家が凄すぎるwwwwww• ワンピースの「斬撃」とかいう薄皮一枚削るだけの無能技wwwwww• 『ワンパンマン』と同じ筋トレメニューを実践した結果wwwwwwwwww• 漫画史に残る最終回がついに決まってしまう・・・・• 【画像比較】人気漫画の「黙れ」シーンをご覧くださいwwwwwww• ヒロアカのキャラでとあるの「一方通行」にどれくらい通用すると思う? 関連記事.

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HELLSING

ベルナドット 隊長

Contents• あらすじ ヘルシング(HELLSING)は平野耕太によるヤングキングアワーズで連載された作品です。 とても独創的な世界感でアニメ化もされている名作です。 たくさんの名言も残されているので、まとめてみました。 とっても強いのになぜか人間に仕えています。 ・しかしお前は夜を選んだ いくらお前があの日の光を渇望しようとも もはやお前の体を蝕む光でしかない いいか言っておくぞ婦警 一度朝日に背を向け夜を歩き始めた者に日の光は二度と振り向きはしない! 一度吸血鬼になったらもう人間に戻ることは出来ない。 そんな覚悟を伝えようとしています。 さようなら アーカードが二丁拳銃でエレベータの扉をこじ開け、 その中に居た敵兵へ向けて放ったセリフです。 閉じ込められたエレベータの中でアーカードからこんなセリフを言われたらと 考えただけで、絶望と恐怖で背中が凍る思いがしますね。。 豚ような悲鳴って強烈なインパクトでした。 こんなセリフは一生言われたくないなぁ・・・って思いますよね。 吸血鬼!! 鉄火を以って闘争を始める者に人間も非人間もあるものか 彼らは来た! 殺し 打ち倒し 朽ち果てさせるために 殺されに 打ち倒されに 朽ち果たされるために それが全て!! 全てだ!! 闘争の契約だ!! 彼らは自らの弱いカードに自らの全てをかけた!! そういう事だ!! 冷たく聞こえますが、真実なのかもしれませんね・・・。 ・あんたの血は臭い とても臭いんだ 当主の器じゃないね ・楽しい!! こんなに楽しいのは久しぶりだ 貴様を分類A以上の吸血鬼と認識する ・さあどうした?まだ足がちぎれただけだぞ かかってこい! 使い魔達を出せ!! 体を変化させろ!! 足を再構築して立ち上がれ!! 銃をひろって反撃しろ!! さあ夜はこれからだ!! お楽しみはこれからだ!! ハリー! ハリーハリー! ハリーハリーハリー! 早く来いよ、続きをやろうぜってことですね。 戦争を愛し楽しむなんて・・・・ そんな彼ですが意外と良い名言をいくつか残しています。 ・あッはっはッはっはっは あの伊達男がまるでボロ雑巾じゃないかやっぱ強いなぁ!! あいつは!! べらぼうに強いな!! 存外に強いな!! ライバルが強くて喜んでいる様子が伝わってきます。 確かに強いライバルがいると気持ちが高まるのは分かります! 良い意味で刺激されますよねー。 私達がこの戦争のネジを巻き直すんだ 私はまだ劇場の幕紐を 引かせはしないぞ こんな楽しい戦争をそうやすやすと終わらせてたまるものか! 少佐が博士に向かって第2次大戦中に投げつけた言葉です。 ・戦争の歓喜を無限に味わうために 次の戦争のために次の次の戦争のために ほんと戦争を喜んでますよね・・笑 ・食事中なんだから邪魔しないでくれ 知らないのか? デブは一食抜いただけで餓死するんだ この私が言うんだから間違いないぞ少年 少佐が第2次大戦中にウォルターに言った言葉です。 王立国教騎士団HELLSING!! 君達は私達が死ぬ甲斐のある存在であり 君達は私達が殺す甲斐のある存在なのだから 戦いの中で生きてきた少佐らしさが出ているセリフです。 まだだ!! もっと戦果を!! もっと戦火を!! 少佐の言葉の中で最も有名な名言といっても良いのでは。 原作ではなんと13ページの紙面を割いて展開されています。 おい兵隊!! だったら好き好んで戦って死ねや!!! ・おまえがメソメソしてるから『ヘタレの根性無し 女の様に泣きながら虫の様にくたばる』 冗談じゃねえ! おまえには無理矢理にでも カッチョ良く死んでもらうぞ!! そして女性です。 さらに剣の使い手だったりもします。 ・兵が哀れだ 将軍これだけはいえます 全滅です 貴方がたは30名の肉塊を生産したに過ぎない 人間の無力感が伝わってくるセリフです。。 ・命令は唯ひとつ「サーチ&デストロイ」以上 これ、わんちゃんに向かって投げられた言葉なんです。 くそ化物共 絶対に生かしてはおけん ・否!! ありえません!! ・おまえ達は生まれたばかりの赤子のような吸血鬼で 私達はその吸血鬼のせん滅機関 しっぽも取れぬ赤子のかえるが蛇を前にして 『ラッキー』とは 笑える冗談だ売国奴 あの世で伍長にアイアンクロスをもらうといい なかなか難解な言葉ですが、お前らなんかに負けるわけがないってことです。 ・あきらめろ?あきらめろだと? 成程 お前たちらしいいいぐさだ 人間でいることに耐えられなかったおまえたちのな 人間をなめるなばけものめ 来い 闘ってやる ばけものに対して面と向かってこんなセリフをはける人間って素敵だと感じました。 ・首を落とした?それだけか? 思わず笑ってしまったこのセリフ。 そんなんじゃ主人公は死にませんよ、と。 命令する!! 総滅せよ 彼らを生かしてこの島から帰すな 白衣の軍には白銀の銃を以って朱に染めよ 黒衣の軍には黒鉄の銃を以って朱に染めよ 一木一草尽く我らの敵を赤色に染めよ 見敵必殺! 見敵必殺!! アーカードに対して堂々と下僕と言い放ち、命令を下せるのはインテグラだけです。 ・五月蝿い!! 死人が喋るな!! 普通の人間にはこんなセリフは無理ですよね・・笑 その他、名言 ・虫といったな この人を 虫けらといったな!! 許さない 許さない!!許さない!! byセラス・ヴィクトリア セラスが吸血鬼になる前の放ったセリフです。 卑怯ってやっぱり最低なんだなぁと改めて思いました。

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HELLSING episode 8

ベルナドット 隊長

secret. index. 意味の変わらないものは好きに読んでください ベル(少):う…うえッ…えぐッ……えぐッ…。 ヒック…ヒック、 祖父:どしたい。 なんで泣いてんだ、おめぇ。 ベル(少):がッ…学校でみんながッ。 お前は人殺しの子供だって…ッ。 お前んちは金で戦争に行く殺し屋だってッ。 祖父:そうだよ。 本当のこった。 ウチは8代前からずーーっと傭兵稼業だ。 じいちゃんの じいちゃんの じいちゃんの じいちゃんからだ。 お前の親父だってコロンビアでおっ 死 ( ち )んじまったんじゃねえか。 お前の出産の費用出すためにキバリ過ぎたんだよ。 何だおめぇ、まだ知らなかったのか。 ベル(少):お…おじいちゃんも、おじいちゃんも人を殺したの…!? 祖父:あー、殺したよ。 すげえたくさん。 ベル(少):なッ、なんでだよッ! なんで人を殺したりするんだよッ!? 祖父:傭兵が何のために? 金だよ。 俺達が戦った連中の目的は、 主義や主張、体制の打倒や体制の維持のため。 侵略のため。 防衛のため。 故郷のため。 家族のため。 女のため。 麻薬のため。 食いもんのため。 色々だ。 俺達はそういうのわかんねえ。 大事な事だっていうのはわかる。 でもそういうの、別に銃を取らんでも何とかなるんじゃねえの、と思う。 つうか銃を取る事に、そういう意味なんか必要なのか? 二束三文のはした金で充分じゃねえのか、と思う。 逆に言えば、だ。 二束三文のクソ駄賃が、俺達にとっては命を賭けるのに足りてしまうんだ。 二束三文の金で世界中の鉄火場あっちゃこっちゃ出向いてって、 二束三文でブッ殺したり ブッ殺されたり。 しかも誰に言われた訳でもなく好きこのんでだ。 戦場での二束三文の方が、自分の命や他人の命より重い。 ウチの家系は割とそーいう、ホントに人間のクズの家系なんだ。 悪いが学校でいじめられても仕方ないかもなあー。 いやなに、お前もそのうち分かる時が来るんじゃないかな。 なにせホラ…お前は俺達の孫だ。 N:ヘルシング本部。 回想を終えたベルナドットは誰にともなく呟いた。 ベルナドット:…ホント、その通りだったよ。 いやはや…。 ゾーリン:よし、総員戦闘準備。 SS曹長:旗艦からの支援攻撃きます!! V1改 ( ぶいわんかい )です。 ゾーリン:デウス・ウキス・マキーナの露払いか。 ヘルシングに腹いっぱい喰わせろ!! N:24基のV1改ロケットがゾーリン・ブリッツ支隊の艦の横を抜け、ヘルシング本部に向け飛行していく。 が、突如ロケットが次々と爆発する。 ゾーリン:…な…何事だ!! 何だ!? 何をされている!? SS曹長:狙撃されています!! ヘルシング本部から射撃を受けています!! ゾーリン:…奴だ。 SS曹長:V1改 全基撃墜!! 馬鹿な…24基の同時攻撃だぞ。 ゾーリン:ちィィッ…!! 探照灯 ( サーチライト )!! ヘルシング本部を照らせ!! SS曹長:お止めください!! 狙い撃ちされます!! ゾーリン:構わぬ!! あの女にはもう見えている!! N:艦がヘルシング本部 屋上を照らす。 そこにはセラスが立っていた。 その背に、新たに用意された巨大な武器を携えて。 ベルナドットよりセラスに通信が入る。 ベルナドット:全基撃墜だ嬢ちゃん。 新装備の調子は上々だな嬢ちゃん。 こりゃ馬鹿と冗談が総動員だ、嬢ちゃん。 セラス:ベルナドットさんッ。 嬢ちゃんって言うの、やめてくれませんかッ。 私にはセラスって名前が…、 ベルナドット:ハッハッハッ! そいつあ悪かった!! 「嬢ちゃん」!! …なあ。 ロンドンが見えるか、嬢ちゃん。 セラス:…見えます。 ベルナドット:ピカデリーもソーホーも、コヴェエントガーデンも灰になっちまった。 あのロンドンがよ、今じゃ地獄と同意語だ。 俺はロンドンなんて嫌いだ。 古くせえ街だと思ったよ。 俺にゃ全然似合わねえ町だと思ったよ。 でもな、俺達が週末にくり出して行ってたキャバレーは、ビールが冷えててうまかったし。 バーテンの兄ちゃんもくっだらねえ下ネタが大好きなバカな奴でさ。 売春宿の女郎たちは、金に汚くてブスも多かったけど。 でもな、みんな優しかったし、 みんな可哀想な目の奴ばっかりでよ。 ヴァービー通りの定食屋のバアさんは、 頼んでもねーのに、俺が行くとフィッシュ&チップスをいつも勝手につけやがる。 俺が外人だからっつって。 名物だからっつって、毎度毎度。 俺、アレ油っこ過ぎて食えないっつってんのに。 バアさんに悪いから、毎度無理に食うのがつらくってさ。 俺はロンドンなんか嫌いだ。 でもな、あいつらは、バーテンや女郎達やバアさんは、 この闘争とやらと何の関係もねえ。 戦争も、ナチも、吸血鬼も、何も関係がねえ。 少佐って奴も、第13課ってのも、最後の大隊も 、俺達ヘルシングも「知ったこっちゃなかった」。 でもあいつらは今、死体になって死体を食ってる。 それが俺には…勘弁ならねえ。 「セラス」! 仇討ちをしようぜ。 やっちまおう。 あいつらやっちまおうぜ。 セラス:…うん。 わかってる。 わかってるよ隊長。 ベルナドット:目標!! 敵 空中戦艦 ( てきフライングドレッドノート )!! 砲打撃戦用意!! てぇ!! SS曹長:第7ブロック被弾!! 第3ブロック被弾!! 第4ブロック火災発生!! 第2兵員準備室で爆発!! 後部 第4・第5エンジン部 崩落!! 飛行能力32%低下!! ちゅ…中尉!! 艦を…ッ、艦を後退させなければ…ッ、 ゾーリン:もう遅い!! あの火砲の前では、こんな船の軽金装甲など紙風船だ。 このデカブツでは逃げられん。 下降だ!! 着陸させろ!! 強行着陸だ!! ヘルシング本部に…いや!! 奴にぶつけろ!! セラス・ヴィクトリアに!! ベルナドット:いかん!! 逃げろ!! セラス!! N:セラスは更に新たに用意された装備、広域立体制圧用 爆裂焼夷擲弾筒 ( ばくれつしょういてきだんとう ) 「ウラディーミル」を構えた。 セラス:らああああ!! N:「ウラディーミル」の弾頭が、ゾーリンの乗る艦に命中し爆発炎上する。 SS曹長:制御不能!! 制御不能!! お…おちます! 傭兵:おおッ! やった…やったぞ!! タリホーッ! タリホーッ!! セラス:まだです!! ベルナドット:そうだ、まだだ 淑女共 ( レディス )。 目をあけろ、来るぞ! N:燃えさかりながら墜落する艦よりも速く、ゾーリンと吸血鬼兵 数十名は既に地上へと降り立っていた。 副長:おちる寸前に脱出したんだ。 傭兵:そんなバカな!! 何もつけずにか!! ベルナドット:そうだ、奴らは人間じゃない。 化物だぜ!! 来るぞ『 がちょう共 ( ギース )』!! 仕事の時間だ!! ロックンロール!! セラス:隊長!! ベルナドット:嬢ちゃんは下がって補給だ。 装備変更!! 急げ!! 来るぞ、前戯は終わりだ。 今度は俺達の番だ。 見てろよ嬢ちゃん。 傭兵 ( ギース )の戦を見せてやる。 SS曹長:残存兵員42名!! あの弾頭ただの代物ではありませぬ。 半数以上と重火器の全てを 失逸 ( しついつ )いたしました!! されど我ら 意気軒昴 ( いきけんこう )!! ご命令を!! ゾーリン・ブリッツ中尉!! ゾーリン:充分だ。 奴らを 鏖殺 ( みなごろ )しにするには充分だ!! 殺す! 全員殺す!! N:ゾーリンが高々と大鎌を掲げる。 と同時に吸血鬼兵らがヘルシング本部に向かって駆け出した。 ベルナドット:嬢ちゃん、吸血鬼ってのはアレだろ。 人間離れした反射神経や運動能力。 獣のように殺気を感じ、怖ろしい馬鹿力を持つ。 人間の殺気を感じ動きを読み、 心を盗んで鋭く動く。 銃撃や剣撃をたやすく避け、相手を襲い血を貪るんだろ? …じゃあ、こういうのはどうだい。 N:先頭を走っていた吸血鬼が、突如 爆死する。 SS曹長:地雷源!! 地雷源だ!! ベルナドット:止まったぞ、やれ。 N:地雷源が一斉に爆発し、吸血鬼兵らを吹き飛ばしていく。 ベルナドット:ビンゴ!! 人間様をナメるとこーなる。 セラス:こ…こんな仕掛けを…ッ!! ベルナドット:「しかけ」? バカが突っ込んでくるから悪いんだ 真正面から。 殺気も 心も 動きも無い発動装置。 そして点ではなく避けられない 面 ( めん )攻撃。 法儀礼済みボールベアリングのクレイモア地雷列60個の同時点火。 避けられるモンなら避けてみろっつうの。 俺たちゃケンカ弱いからよ。 おっかねえから正々堂々とケンカなんかしねえぜ、軍人さんたちよう!! 3階!! グレネード斉射!! 連続発射で火線を張れ!! 連中に頭を上げさせるな!! 面だ!! 徹底的に面で攻撃しろ!! ライフル分隊は分隊火力の全てを、第一目標の目標周辺ごと集中弾幕射撃!! 副長:隊長!! 連中の進撃が止まりました。 小丘 ( こおか )の斜面に伏してピクリとも動きません。 ベルナドット:何かたくらんでやがるな。 だが今はそれでいい。 近づけさせなければ俺達の勝ちだ。 俺達の「はじめてのお留守番」だ。 駄賃目当てのな。 怖いオッサン共を家に入れたら俺達の負けだ。 俺達ゃケンカ弱いからよ。 副長:奴ら、退きますかね。 ベルナドット:普通ならな。 普通の人間なら退く。 間違いなく、とっくに。 だが、奴らは人間じゃねえ、バケモンだ。 傭兵:うわああああ!! 何だ…何だあれは!! 副長:何だ!! 何事だ!! N:ヘルシング本部の窓から見える夜の空を、巨大なゾーリンの姿が阻んでいた。 ベルナドット:!! おい…何の冗談だ、おい…。 N:ゾーリンは傭兵らの姿を確認すると、大鎌を振り上げ 振り下ろした。 ヘルシング本部が真っ二つに斬り裂かれる。 ベルナドット:こッ…こんな、こんな馬鹿な事があるかぁ!! セラスM:嘘だ。 これは嘘だ!! 何だかわからないッ、だけど…ッ。 私の中の「何かが」そう教えてる。 …幻!!? 幻覚だ!! 傭兵:うわああああ!! 助け…助けてくれェ!! ば…化物だああ。 足がッ、俺の足がッ!! 助けてくれェ! うッ、動けねぇえッ!! セラス:しっ…しっかりッ、しっかりしてくださいッ。 幻ですッ、幻覚だったんですッ!! 副長:腕がッ、俺の…俺の腕がッ!! セラス:く…ッ、 N:セラスは意を決し、遥か先を見据えライフルの引き金を引いた。 銃弾は、幻覚の主であるゾーリンの頬を掠める。 次の瞬間、巨大なゾーリンの姿が崩れ落ち、 ヘルシング本部を包んでいた幻が消え去っていった。 副長:な…何だ、今のは!! セラス:しっかりしてください!! 幻ですッ、幻術か何かですッ!! ベルナドット:幻術ゥ!? 幻だと!! あれが!? ゾーリン:その通り、幻だ!! よくぞ見破った、 セラス・ヴィクトリア!! だが! だが、もう遅い!! N:吸血鬼兵の一人が、ヘルシング本部の窓をつき破り 飛び込んでくる。 傭兵達が次々と殺されていく。 が、セラスが向かってくる吸血鬼の口に、 ライフルを突っ込み撃ち抜いた。 玄関から激しい物音が響いてくる。 ベルナドット:こいつはヤベェ、正面が破られた。 ゾーリン:カハッカハッカハッ!! さあー!! もう許さない!! さあー!! もう助からない!! さあー!! さっさと死んじまえ!! ベルナドット:兵隊を集めろ。 分散してる連中も遅滞戦闘をしながら退かせろ。 残った兵士は、ここに全部集めろ!! 弾薬と手榴弾をありったけ持て。 …嬢ちゃん!! セラス:はッ、はいッ!! ベルナドット:俺達は、この 館棟 ( かんとう )に立てこもる。 俺達がディフェンスで、嬢ちゃんがオフェンスだ。 俺達がここを守る。 その間に嬢ちゃんが、奴らをやっつける!! セラス:やッ、 了解 ( ヤーッ )!! ベルナドット:嬢ちゃんが俺達の切り札だ。 やっつけろ!! 俺達が奴らに 細切 ( こまぎ )れにされる前にだ。 副長:頼んだぜ。 セラス:はッ、はいッ!! ベルナドット:あ、一つ大事なこと忘れてた。 セラス:? ベルナドット:セラース!! セラス:はッ、はいッ!! ベルナドット:目ェつむれーッ!! セラス:!! N:反射的に目を瞑るセラス。 だが顔前に気配を感じ取り、目を開ける。 そこには、セラスに唇を重ねようとしているベルナドットの顔があった。 セラス:ぎゃーッ!! ぎいやーーッ!! ベルナドット:ちッ、 セラス:なッ、な…何するんですかッ!! 副長:ああッ、ズルイッ。 傭兵:隊長ずるいッ、 ベルナドット:よーし、行くぞお前ら。 急げ!! 副長:職権乱用だァ! 傭兵:ずっけー!! だったら俺もー、 副長:俺もー、 セラス:バカーッ!! ベルナドット:へへへ…セラス嬢ちゃん。 死ぬんじゃねえぞ。 死ぬなよな。 セラス:…隊長も!! みなさんも!! ベルナドット:よおし!! 征 ( い )け!! セラス:征きます!! N:セラスが走り去る。 傭兵達は、セラスの後ろ姿を見送っている。 副長:いい 娘 ( こ )ですよね。 ベルナドット:ああ、ホント。 バカみたいにいい 娘 ( こ )だ。 あんな娘 死なせたら男の名折れだ。 地獄行きだぜ。 なあ? おい。 副長:ですな。 傭兵:ほんと、まじで。 ベルナドット:じゃあ悪いが、お前らの命をくれ。 ここがお前らの命の捨て場所だ。 持ち場を 墓穴 ( はかあな )と思えよ。 副長:隊長ー、あのねー。 ここは普通はアレですよ。 逃げたい奴は逃げろ!!とか、 部下は脱出させて自分だけ残るとか、そーいうのですよ。 ベルナドット:何を言ってやがる。 お前ら小銭目当てに、 好き好んで戦争屋になった親不孝共じゃねぇか。 さてと、死のうぜ犬ども。 畜生 畜生 ( ファック ファック )って言いながら死のうぜ。 腹に銃弾くらってよ、のたうち回って。 副長:へへへ…そりゃそうだ。 ちげえねぇ、まったくもって ちげえねえや。 N:吸血鬼達の侵攻は、傭兵達の反撃も虚しく最深部へと進んでいく。 ベルナドットの元に内線が入る。 『退路を絶たれた。 合流は不可能』と。 ベルナドット:バカ抜かせ!! 這ってでも来い!! こっちは円卓室で立てこもる準備中だ。 ここが一番頑丈だからな。 ここなら暫く凌げる。 そこじゃ簡単に死んじまうぞ、 諦めんな!! バリ開けて待ってんだ!! どうにかして来い!! …くッ…馬鹿野郎!! ……畜生、そうかよ糞ったれ。 わかったよ、死んじまえ。 じゃあな、楽しかったぞ。 …バリケードを閉めろ!! このデカい円卓も引っくり返してバリにしろ。 何でも構わんから積み上げろ。 副長:隊長、B棟の連中は…? ベルナドット:駄目だった。 副長:そうですか、残念です。 傭兵:もう駄目だ!! 俺達はもうおしまいだ!! 副長:うるせえ!! 馬鹿野郎!! 傭兵:もう化物の相手なんか嫌だ!! もう限界だ! インテグラもアーカードも俺達を見捨てやがった!! ベルナドット:何言ってんだ、おめえは。 どこにも出れねぇし、どこにも行かさねぇぞ。 傭兵:俺は帰る!! もう嫌だ!! ベルナドット:どこに行く気だ? お前の墓穴はここだぞ。 墓標は、この馬鹿でかい館。 墓守りは、あのおっかねえインテグラ嬢だ。 碑文 ( ひぶん )にはこうだ。 「すごく格好良い傭兵達が悪いナチスをやっつけて、すごく格好良くここに眠る」 だが、お前のせいで変わっちまう。 お前がメソメソしてるから 「ヘタレの根性無し。 女の様に泣きながら、虫の様にくたばる」 冗談じゃねえ、お前には無理矢理でもカッチョ良く死んでもらうぞ!! 好き好んで金貰って、好き好んで戦争やってんだろが!! おい兵隊!! だったら好き好んで戦って死ねや!! 傭兵:糞…ッ。 くそォ、ファック! ファック!! ベルナドット:それにな、まだ死ぬと決まったワケじゃねえよ。 俺達ゃ、ディフェンスだ。 ホレ!! さっさとバリを組むんだよ!! オフェンスが今、点数をひっくり返すさ。 だが、付き添っていた吸血鬼がゾーリンを守る。 ゾーリン:雑魚が!! うっとおしいんだよォ!! N:ゾーリンが 掌 ( てのひら )を壁に叩きつける。 腕に描かれた奇怪な模様が、壁へと伝っていく。 幻覚世界が傭兵を包む。 そこには、死んだ筈の愛娘の姿があった。 触れる事ができる。 声を聞く事ができる。 彼は言う。 「これも幻だというのか」 ゾーリン:ウッソでえーす!! N:傭兵は、背後から真っ二つに切り裂かれた。 惨殺された傭兵の姿を、険しい表情で見つめ呟く。 セラス:やっ…やっつけますからッ。 ベルナドット:黙れ!! 馬鹿野郎!! 傭兵:降伏したって全員なぶり殺されるぞ!! 相手は化物だ!! 喰われちまう!! ベルナドット:残弾を再分配しろ。 副長:隊長!! こいつを!! こいつでカンバンです。 法儀済銀弾が尽きました。 傭兵:隊長ッ、もう嫌だ。 死にたくないッ。 ベルナドット:うるっせえな。 俺だって本当は死にたかねえよッ。 副長:まるであの時と一緒です。 ウガンダ・ジャン・グ・ワイデ!! 飛行場右翼陣地!! あの時は救援が間に合いましたが、今回は…クソ、駄目ですか。 ベルナドット:馬鹿抜かせ副長!! あいつは来る!! 必ずやって来る!! そういう女だ!! N:ロケット砲が、バリケードを吹き飛ばす。 ベルナドット:畜生ッ、ロケットかッ。 くそッ、連中まだあんな物を…ぐッ!! 全員!! 報告しろ!! 副長!! 被害報告を…副長!! 副…ッ!! N:副長の下半身は、ロケットの爆撃で吹き飛ばされていた。 ベルナドット:副長!! おい!! 副長!! 副長:もう疲れました…先に休んでいいですか。 ベルナドット:ああ。 ゆっくり休め。 ……じゃあな。 SS曹長:命中です。 突入しますか? ゾーリン:いやまだだ。 もう一発ぶちこめ。 SS曹長: ロケット ( パンツァーファウスト )はあと一本しかありません。 虎の子ですよ。 ゾーリン:構わんやれ。 吹き飛ばしてやれ。 哀れな連中を木端微塵にしろ!! SS曹長: 了解 ( ヤボール )。 ゾーリン:殺れィ!! N:その時、ロケットを構えていた吸血鬼が吹き飛んだ。 ゾーリン: 直接火砲支援 ( ダイレクトカノンサポート )…ッ!! …ッ、貴様は!! 傭兵:隊長…ッ。 ベルナドット:ああ。 来たぜ、約束通り。 本当に来たぜあの娘、 たった一人でバケモノ共を皆殺しにして。 ああ畜生、くそッ。 いい女だ、あいつ本当に。 畜生め…へッ。 無理矢理でもキスしちまえば良かった。 へへへッ。 ゾーリン:セラス。 セラス・ヴィクトリア!! セラス:残っているのはあんただけよ! ゾーリン:それがァ…どうしたァァ!! N:ゾーリンが掌を床に叩きつける。 幻覚世界がセラスを包んだ。 セラス:幻覚ッ、幻覚だ。 嘘だ! 幻覚だ! 幻 ( まど )わされるなッ!! まぼろしなんだ!! N:ゾーリンがセラスの暗き過去を暴く。 孤児院で問題児と呼ばれたセラス。 頑なに父と同じ警察官への道を選んだセラス。 ひとつの事件が、彼女の行く道を決めた。 ゾーリン:もっと奥へ!! もっと、もっと奥へ!! N:クローゼットの中で震える幼きセラス。 外からは、下卑た男達の話し声が聞こえる。 セラスがそっと外の様子を窺うと、そこには銃殺された両親の姿があった。 セラスはクローゼットを飛び出すと、床に落ちていた食事用のフォークを掴み、 男の眼に突き刺す。 男は悲鳴をあげセラスを振りほどくと、銃の引き金を引いた。 弾丸はセラスの腹部を撃ち抜き、部屋中が血で染まる。 ぼやけて映るセラスの視界の先には、母を死姦する男の姿があった。 セラス:あ、あ、あ、あ、あ、 ゾーリン:グッモーニン。 セラス嬢ちゃん!! 良い夢見れたかしらん!? N:ゾーリンの大鎌が、セラスの左腕を斬り落とし、 ゾーリン:もう一つ!! もうひとぉつ!! N:腹を貫く。 床に倒れるセラス。 ゾーリン:あっはあははッ!! 頑丈な女だねェ!! セラス:ああうう…、 ゾーリン:ははは!! おまえは!! 虫か! 蛙か!! N:更にゾーリンはセラスの髪を掴み持ち上げ、両の目を切り裂いた。 セラス:ああああ!! ゾーリン:なんだお前。 話に聞いてたのとは全然違うねェ。 ゴミめ!! だらしのない女だ!! さあて、そろそろ死んでもらっちゃおうかなぁ。 その首を バチッ切り取る ( ばちっきりとる )としようかね!! 死ねええええ!! ベルナドット:うるせえぞブス。 ゾーリン:な…!? N:ゾーリンの背後に回っていたベルナドットが、至近距離で銃を乱射した。 吹き飛ぶゾーリン。 その隙にセラスを担ぎ撤退を計る。 傭兵が煙幕弾でサポートする。 傭兵:急げ!! 隊長!! こっちだ!! 早く!! 隊長!! ベルナドット:あいよォッ!! セラス:ベ…ルナ…隊…ちょ…、 ベルナドット:しゃべるな!! N:突如、ベルナドットの両足を吸血鬼が銃で撃ち抜いた。 ベルナドット:ぐっ…ッ、くそおおおッ!! セラス:ベルナドットさんッ…逃ッ、逃げてッ。 もうッ…いッ、いいですッ。 ベルナドットさんッ、 ベルナドット:うるせえ、って…言ってんだよ!! 傭兵:畜生!! 畜生!! くそうッ!! N:傭兵が吸血鬼を撃ち倒しベルナドットに駆け寄った瞬間、 ベルナドットの体を、ゾーリンが投げた大鎌が貫いた。 ベルナドット:か…うお…く…ガハッ!! N:ベルナドットは体勢を大きく崩し、セラスが放り出される。 よろよろと壁に背をつき、壁を血に染めながら床に座り込む。 ゾーリン: 人間 ( ゴミ )が!! ゴミクズが気張りやがって!! セラス:ベルナドットさんッ!! ベルナドットさんッ!! ベルナドット:バカッ…バカッやろ。 へ…へへ…助けに来たお前が、 俺、俺に…ッ、助け、られちゃあ、せ…世話がねえ…な。 N:そう言いながら、煙草に火を点けるベルナドット。 床を這いながら、セラスは手探りでベルナドットの姿を見つける。 セラス:ベ…ッ、ベルナドット、ベルナドットさん!! N:ベルナドットは煙草を口から離し、セラスを引き寄せると、 セラスの唇に、自らの唇を重ねた。 ベルナドット:…けっははっ…がはッ! ゴホッ!! ボサッとしてるからだ。 けへへッ、やっと唇、うばってやったぞ…ッ。 なあ、泣くなようセラス。 お前はしぶとい女じゃん。 俺を喰えよう。 俺を喰って、一緒にやっつけようぜ、セラス。 N:ベルナドットの体が壁を滑り、ゆっくりと床に倒れていく。 ベルナドットM:バカ。 泣くなって言ってんじゃねーか。 お前 目玉えぐられてんだぞ。 バカだなぁ。 腕だってちぎられてんだ。 ボロボロじゃん。 バカな女だなぁ。 ああ畜生…畜生め。 いい女だな、こいつ。 こいつ守って死ぬんなら…べつにいい。 セラス:ああああああ!!!! うわああああああ!!!! N:煙草の灯と共に今、ベルナドットの命の灯が消えた。 傭兵:隊長ッ…そんな…。 くそッ、くそッ!! ゾーリン:泣かせるじゃあないか、ええ!? ゴミの様な虫けらの分際で、 五月蝿 ( やかまし )く飛び回るから…そうなる!! さあて、よくもまあ やりもやってくれたねえ!! さあてどうしてくれようかねえ!! うるさい小虫は、平手で潰してしまいましょう。 傭兵:うあ、く…ッ、くそ。 くそうッ!! ゾーリン:虫の人生は、これにて!! 終ゥー!! 了ゥー!! N:ゾーリンが再び、右手を床に叩きつけた。 幻覚世界が辺りを包む。 傭兵:う、ああ、あ、またかッ!! またか畜生!! セラス:虫といったな。 この人を…虫けらといったな!! 許さない…! 許さない! 許さない!! N:ベルナドットを抱いたセラスは、ベルナドットの首筋に噛み付き血を飲んだ。 黒き闇が、セラスの左手から生み出され漂う。 そして、失った筈の 眼 ( まなこ )が見開かれた。 次の瞬間、ゾーリンの幻覚世界が音を立てて崩壊していった。 セラス: 征 ( ゆ )きます。 ベルナドット隊長。 征きます、征きます! 一緒に征きます!! 一緒にあいつらを、あいつらをやっつけます!! ゾーリンM:なんだ!? なんだこれは。 兵士共が怯えている。 あの 吸血鬼兵隊 ( ヴァンパイアたち )が。 戦場を 跋扈 ( ばっこ )し、砲火を 疾駆 ( しっく )した、百戦錬磨の武装親衛隊が。 眼前の一人の少女に怯えている。 満身創痍の一人の少女に怯えている!! こいつは一体何だ!? やばい…やばい!! 何だか良く判らんが、こいつは…やば…! N:瞬く間に眼前に迫ったセラスの手が、ゾーリンの顔を掴み 床に叩き付けた。 ゾーリン:おご…も…!! ごおおお!! ぶお…ッ、ぶッ、お…ぼッ、ぼおッ、 N:ゾーリンが左手でセラスを殴りつける。 しかし、その手をセラスの牙が喰いちぎり吐き捨てた。 ゾーリン:ぎッ!! いいいいいッ!! セラス:お前の血など 一滴 ( いってき ) 一片 ( いっぺん ) 一マイクロリットルたりと 飲んでやるもんか!! やるもんか!! やるもんか!! ゾーリン:あ…お…おおおおおああ!! N:ゾーリンは残った右手でセラスの顔を掴むと、更に幻覚世界を構築しようとする。 だが、 ゾーリン:ひゃあは、ひゃはははは!! 奥へッ、奥へッ、奥へッ、 もっと奥へッ!! もっと奥へッ!! もっと奥へッ!! …な…何だ。 誰だこれは。 何だこれは!! 違う!! こいつはこいつじゃない。 「記憶」が…ッ、「心」が…ッ、 混ざり合って…何だ!! 誰だ!! 誰の心だ!? あいつか!! 私が虫けらと呼んだ、あの男か!! シュレディンガー:血液とは魂の通貨、意志の銀板。 血を吸う事、 血を与える事とは、こういう事。 お元気? まだ生きてる? ゾーリン:シュレディンガー!! シュレディンガー:そんなに驚かないでよ。 僕は【どこにでもいるし、どこにもいない】 ゾーリン。 少佐からの伝言を、お伝えしまーす。 「抜け駆け 先討 ( さきう )ちは 兵 ( つわもの )の華」「ああ、やっぱり」「ならばそして」 「命令を反し、あたら 兵 ( へい )を失った無能な部下を処断するのも、 また指揮者の華」だってさー。 本当ならとっくに、 もうボーボー燃えカスになってる所なんだけど、 少佐も 博士 ( ドク )も、今 物凄い面白いおもちゃを手に入れて、 そっちに夢中でお前に構ってるヒマ無いんだってさー。 この怪物はもう、セラス・ヴィクトリアであってセラス・ヴィクトリアじゃない。 セラスはゾーリンの頭を壁に打ち付け、 そのまま壁に沿って走り出した。 ゾーリンの頭部が見る見るうちに削げ落ちて行く。 セラス:消えろ!! わたしの前から!! わたしの心から!! 傭兵:これが…これが…ッ。 あの、嬢ちゃんかよ…ッ。 N:絶命したゾーリンの体から手を離すと同時に、ゾーリンの体が炎に包まれる。 セラスはゆっくりとベルナドットの亡骸に歩み寄り、しばし見つめた後 口を開いた。 セラス:…いってきます。 傭兵:…いってきます…って…ッ。 ど、ど、どこに!? セラス:約束したんです。 隊長と。 あいつらをやっちまおう、って。 だから、あいつらを「やっつけちまいに」征ってきます。 傭兵:あ…、 傭兵M:ああ、そっか。 隊長、あんたはここでおっ 死 ( ち )んだ。 ここで。 でも、あんたは「そこにも」いるのか。 傭兵:待ってくれ!! N:傭兵はセラスに向け敬礼をする。 セラスは笑顔で頷くと、窓から飛び出し空に舞った。 左腕から漂う黒き闇が羽根を形作り、セラスを夜の空へと誘って行く。 夜が白み始めた…夜が明ける。 セラスはもはや陽の光すら意に介さず、 引き絞られた 矢弓 ( やゆみ )の様に飛んでいく。 シュレディンガー:ゾーリン死んじゃったよ、少佐。 虫みたいに。 少佐:ははは、やっぱりな。 馬鹿な小娘だ。 敗北 ( ほろび )が始まったのだ。 心が躍るな。 シュレディンガー: 非道 ( ひど )い人だ、あなたは。 何奴 ( どいつ )も 此奴 ( こいつ )も連れ回して、 一人残らず地獄に向かって進撃させる気だ。 少佐:戦争とはそれだ。 地獄はここだ。 私は無限に奪い、無限に奪われるのだ。 無限に亡ぼし、無限に亡ぼされるのだ。 そのために私は、 野心の昼と 諦観 ( ていかん )の夜を越え、今ここに立っている。 敗北 ( ほろび )が来るぞ。 勝利と共に。

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