千歳 くん は ラムネ 瓶 の なか。 「千歳くんはラムネ瓶のなか」ラノベ作家がレビュー&徹底解説!

「千歳くんはラムネ瓶のなか」ラノベ作家がレビュー&徹底解説!

千歳 くん は ラムネ 瓶 の なか

いや、お前1巻と2巻の感想書けよってお話ですが、許して。 今俺が書きたいのは3巻なんだよ!(読み終わったばかり) ってことで始まりました感想の第1回は、ガガガ文庫から発刊されている超人気の話題作。 「千歳くんはラムネ瓶のなか 3」 あらすじ 6月の進路相談会で顔を合わせて以来、俺と明日姉は学校でも会うようになった。 まるでデートのように出かけることも増え、俺は嬉しい反面……どこか切なさにも似た感情を抱えていた。 それがひどく身勝手なものだということも理解しながら。 明日姉は、東京にいく。 物語を「編む」人になるために。 遠い夏の日。 君とまた会えますように。 購入場所 各書店さん、もしくは電子書籍からお買い求めください。 こうしてキッチリ宣伝するとは読者の鏡。 さて、それでは感想。 ここからは自分が気になった所をピックアップして語っていく。 第3巻は『最終回』というよりも始まりである 書籍が発売した直後、twitterでは絶賛の嵐で埋まっていたが、その中でも「最終回」or「いい最後だったな」といった感想が自分の目にはよく写っていた。 さて、実際に読み終わって見れば、確かに皆がそう思うのも無理はない全力ぶりだなと思ったのだが、どちらかというと ようやくスタートラインに立つんだなといった言葉が最初に出てきた読了後の感想。 また、ラブコメというよりも暑いバトル作品を読んだのでは? と錯覚を起こす程だった。 実のところ1巻2巻読了時点では余り刺さらなかった 本格的感想を言う前に、そもそも3巻を読むまでは「千歳くんはラムネ瓶のなか」という作品は自分には余り刺さらなかったのだ。 素人目で見ても文章のクオリティや構成、各キャラクター含めて魅力満載の作品だったのだが、まぁ刺さらない。 正直に言うと。 「まぁ面白いし次巻も買うけど、そこまで絶賛する程でもないな……」 というのが2巻まで読了した時点の感想だったし、もし3巻が2巻の様な構成だったら絶対に途中で飽きが来て買うのを 止めてた。 国語弱者の俺では2巻まで読んだけど主人公にピンと来なかったし、タイトルである「千歳くんはラムネ瓶のなか」の意味をよく汲み取れなかったのだ。 なので魅力のあるヒロインが先行してるけど、主人公を雑に言ってしまえば エロゲでよく見かける主人公キャラ以上でもなく以下でもない。 しかし決して悪い印象はなく、きちんと魅力あるキャラには仕上がっているのだが、他の作品以上かと言われると首をかしげざるを得ない。 なので前代未聞の 主人公は超リア充というキャッチコピーが先行しすぎていた。 というのが2巻まで読んだ時点の俺の感想だったのだが……。 3巻の主役キャラである「西野 明日風」編はもっと後だと思っていた 1巻の時点で、「西野 明日風」通称「明日姉(あすねえ)」は主人公にとってのキーキャラクターだから、この娘のお話がこの作品にとっての土台。 というよりも根本にあるんだろうなって思っていました……が、思いっきり作者に振り回された。 正直3巻発売します! で表紙見た時。 「嘘でしょ!?」 とリアルに声出たのが記憶に新しい。 さて、そんな3巻で自分が1番伝えたいのは。 主人公含めてどのキャラクター達も『千歳くんはラムネ瓶のなか』というフィルターを通して読んでいるだけで、実在はしないけど彼等彼女等はれっきとした『高校生』だということ。 いや、サブタイ長すぎでしょ。 もうちょい短くしろよと思いましたが、本当に1文字も削らずにこれを言いたい。 1章の作中でも朔と明日風がお互い言っていた。 「女子高生、なんだね」 「女子高生、なんだよ」 というこの言葉が2人だけのメッセージではなく、作中から飛び出して読者にぶつけてくるとは思わなかった。 決して他の作品でもよく見かける魅力あるキャラクターではなく『女子高生』というよりも主人公含めて『年頃の高校生』なんだ。 っていうのがキャラクターを通して作者からのメッセージだと勝手にだけど読み取れた。 1章中盤までの他キャラクターピックアップは、ボリューム増っていうだけではなく、本巻に必要な内容だった。 自分は電子書籍なので特別短編も最後に読んだのだが、ここまで読んでから改めてこの1章を読み終わると。 「千歳 朔にとって本当に大事な『仲間』なんだな」 と思ったし、あとがき後にあった特別短編はこの為にあるんだと感じた。 正直、先に読んでも後で読んでも変わらないかもしれないけど、個人的な意見を言えば 後で読んで欲しい。 むしろ何故このエピソードが特別短編なんだ。 本編じゃねぇか! って声を大にして問いたい。 特に1番のお気に入りは青海 陽とキャッチボールする所だよね。 無茶苦茶カッコ可愛いし、3巻で登場した魅力あるキャラクターランキング(勝手)第2位だったよ。 特にみんなでショッピングした所のイメージチェンジは絵で見たい。 BUMP OF CHICKENの『ギルド』ここテストに出ます BUMP OF CHICKENは自分も好きなアーティストで、特に作中で登場した『ギルド』という曲の歌詞にはこういった言葉があって。 汚れたって受け止めろ世界は自分のモンだ 構わないからその姿で生きるべきなんだよ それも全て気が狂う程まともな日常 もう本当の事いうとgoogle先生に頼んで歌詞検索して全部読んで欲しいし、なんなら全部引用したいのだがこの場では控えさせてもらう。 ただ、このギルドという曲の上記の歌詞が1番心に響いたよね。 ただただ懐かしいし、自分の青春時代を思い起こされたよ。 『どうか君の隙間を埋められるピースが見つかりますようにと、願いを込めて。 』 そう明日風から手紙を貰って貸してくれたユグドラシルのアルバム。 この曲を聴いた時の朔はどれだけ救われたことだろうか。 3章でのラブホお泊りシーンで、もしセックスをしていたのなら 千歳 朔という人物にとって絶対にあり得ない選択なんだけど、 もしもそういう選択をしていたらというif。 セックス出来たかどうかで言えば、セックスは出来たと思う。 ただ個人的な予想だけど、そこからエピローグまでの流れにはならなかったんじゃないかなと。 もしあそこでこのまま西野 明日風が千歳 朔に抱かれていたのであれば、もう西野 明日風という人間は死んでいて、千歳 朔に依存するだけの西野 明日風が新しく生まれていただろう。 その依存は夢を壊して堅実に福井で生きる道を選ぶ。 そして千歳 朔を思い続けながら別の誰かと結婚して普通の幸せを送るんじゃないかな。 千歳 朔というキャラクターについて ただ単にギフトが他の人よりも多かっただけで、いいことばかりではなく朔もれっきとした『高校生』だ。 出来すぎるからこそ小学生の時からの重しは辛かっただろうなと思う。 それでもヒーローを捨てることが出来ずに不器用な行き方は正にヒーロー。 リア充という簡単な言葉表現したくなくて、千歳 朔もれっきとした熱い主人公だと思う。 今巻を読んで、ガッツリイメージが変わった読者もいるんじゃないかな。 ヒーローとヒロイン ヒロインってみんなヒーロー惚れるじゃない? 『モテる』とは当然外見や話術といった所が最初に来るけど、あくまで最初だけでその人と付き合い続けたら中身が当然見えてくるよね。 その中の部分をこの作品のヒロイン達は経験から見ているんだと思う。 だからこそ朔がたまにやるエロい振りにもヒロイン達は乗っていけるし、自分からも振れる。 それは千歳 朔が心の底から安心できるヒーローであると信じているから。 だからこそ彼女達は安心しているのと同時に非常に難しい立場にあるだろうなと思う。 実の所、本当のヒロインは彼女達5人ではなく『 千歳 朔』じゃないかな。 最後に 最後だから少しだけ自分語りを入れるのだが、こうして3巻で刺さったのは明日風の悩み。 作中でも語られていたけど、高校生の時に明確として将来の夢をイメージできる人って本当に少ないと思う。 漠然と大学入って、そこで 多分やりたいことを見つけて、就職して結婚していく。 ただ実際はその殆どは大学に入ってもやっぱりやりたいことは見つからなくて、適当な会社に就職している人は多いんじゃないかな? 自分は高校時代、運よく夢を見つけることができた。 だからこそ本巻の内容は非常に自分に刺さる。 それは高校時代の自分を思い出したからだ。 ただ明日風との違いは、 親が自由にさせてくれた事に尽きる。 そしてやると決めたらテコでも動かないワガママなクソガキだった。 お陰様で今でも夢だったホームページを制作するWEB屋さんをやれている。 もうちょっと語れるけど、自分語りはちょっと恥ずかしいのでこの辺で。

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【ネタバレあり】千歳くんはラムネ瓶のなか 3の感想|tea|note

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小説・ラノベ 2019. 18 2019. 14 みみみ 読み応え抜群の超リア充群青劇『千歳くんはラムネ瓶のなか』一巻レビュー【チラムネ】 2019年6月18日、ガガガ文庫から発売された 『千歳くんはラムネ瓶のなか』、略称『チラムネ』をさっそく読んでみました。 最近は電子書籍も当たり前のように普及して、発売日になった瞬間に読めるのはすごいですよね。 でも書きましたが、いやぁ、 リア充って凄いですね。 作中の登場人物たちが毎日毎日楽しそうで、平凡な学生生活を送っていた私からしたらすごく眩しかったです。 さて、本記事では個人的に気に入った描写等をざっくりレビューしていこうと思います。 以下ガッツリネタバレ書いてありますので、読む前の人は要注意です! 目次• 主人公とそのとりまきによる「リア充グループのやりとり」が読んでて心地よい 主人公の 千歳 朔(ちとせ さく)くん。 容姿はもちろんイケメン。 スポーツ万能で勉強もできる、そしてコミュ力めちゃ高。 考えられるリア充要素を兼ねそろえ、それに加え八方美人な面はありつつも、引くところは引く洞察力も抜群…時に熱くなる人間臭さ… まさに僕が考えた最強ヒーローみたいな男です。 現実にもなかなかいない(というか多分いない)レベルのリア充超人ですが、ただ高スペックなだけではスクールカーストの頂点には立てない…そう、彼の周りにはその地位を確かなものとする圧倒的な 「要素」が存在するのです… そうです、 圧倒的美少女たちです。 この時点でもうカースト上位だろうがなんだろうが超超超勝ち組な気はしますが、圧倒的な地位を決定づける要素としてはかかせません。 夕湖の圧倒的「正妻」感 一巻の表紙にもなっていて登場する機会も多かった夕湖。 朔くんにべたぼれで圧倒的「正妻感」を見せつけてくれました。 見るからに軽そうな雰囲気の容姿で、実際に所謂キャピキャピしてるギャル系のヒロインではあるのですが、 喋れば喋るほど知的な面が垣間見えるのはハッキリ言ってずるいです。 ・読む前 私「正妻かぁ…独占力強そうだし他のヒロインの存在が霞まないかな…(若干不安)」 ・読んだあと 私「 夕湖ちゃんすこ・・・…こんな子と学園生活送りたい人生だった」 …みたいに印象が180度変わってしまいました笑。 個人的にビジュアルは他のヒロインの方が好きだったりするのですが、キャラメイクがうますぎる… 好きという感情を隠さない圧倒的自信 作中の裏主人公(?)の引きこもっていた健太くんを救いに行く描写で、夕湖はリア充に偏見をもつ健太くんに 〇奴隷だの 〇ッチだのめちゃくちゃに罵られますが、 「〇奴隷はいいけどビッチはひどいんじゃない?朔一筋だもん」と一蹴します。 正直ここ笑いましたが、これだけに留まらず夕湖の演説は続きます。 健太「お前もどうせ千歳のご機嫌取りで来ただけで俺なんかどうでもいいんだろ?」 夕湖 「え、普通にそうだけどなにがいけないの?私は大好きな朔の頼みだから引き受けたし、困ってるなら助けになりたいって思った。 ご機嫌なんてとれるだけとりたい。 朔の頼みじゃなかったら名前も知らない人が学校に来れないからって登校できるようにしてあげたいなんて思わないんだけど」 学年一の美少女にこんだけ言わせる朔くんマジで最強すぎる…これが「正妻」たる所以なんですね。 あと、終盤のスタバのシーンのクライマックスで登場してきた時は興奮しました。 夕湖登場で朔くんが 「明らかにパニくってる。 めちゃくちゃレアな光景だ」という健太くんの台詞描写から、 夕湖という存在の特別性が垣間見えた瞬間でした。 やはり「正妻」強しなんですかね?現時点では夕湖が他ヒロインとりも一歩も二歩もリードしているように見えます。 私服がめちゃめちゃかわいい こんな美少女高校生いません!いたら紹介してください(狂言 出番が少なかったが存在感は示した「No. 2」 妾の優空。 一巻では夕湖に比べて出番が少なく目立たなかったですが、クラスの不良グループ(?)に絡まれるシーンで「圧倒的余裕」を醸し出していました。 「なんかあんたらふたり(健太と優空)、千歳くんのグループにしては地味だよね」の嫌味には「あはは、それは自覚してるよ。 」と軽くスルー。 うーん強い… やっぱり主人公にとって「特別な存在」 また、言うだけ言って去っていく不良たちを引きとめ、朔くんがこう言っています。 「優空は確かに緩衝材のぷちぷちぐらい地味だが、そのぷちぷちが衝撃から守ってくれているからこそ、そのままの価値を保っていられるんだ」 わざわざ立ち去ろうとしている所を止めてまで言ってるので、ハッキリとした描写はなかったけど 「俺の優空を悪く言うな」という朔くんの熱いメッセージが込められてる気がします。 こういう細かい描写、いいですよね。 地味だけど存在感だしまくりな優空。 今後の活躍に期待です。 このままのマイペースな優空だけ見ててもいいかなーって気持ちもありますが笑 小さいけど大きい「陽」という存在 まず言わせてください、この子… 身長ちっさ!!!?超かわいいいいいいいいいいいい><; いや、、バスケ部だからそこそこ身長あるのかなと勝手に思ってましたが、まさかヒロインの中で一番小さいとは…この設定、GOOD過ぎるでしょ。 「いいからいいから、陽ちゃんに話してごらんよ」 悩んでいる朔をバスケの賭け勝負に誘い、「わざわざ賭け勝負に負けたって理由をつくってあげる」描写がありましたが、 一瞬で陽ちゃん好きになりました。 え?こういうキャラだったの?体育会系脳筋キャラじゃないの??? 違うんです。 チラムネは違うんです。 陽ちゃんも例にもれず、発言が知的で尊かった…一巻で一二を争う好きな描写かもしれません。 主人公の野球部時代 朔の「悩み」に対して考えを伝え、解決に導いた陽。 これは朔という「完璧超人」を理解し、朔という人間の「本質」を理解してないとできないことだと思います。 朔と陽とのシーンで気になる描写があったので触れてみます。 「ねぇ千歳、この公園て昔は市営球場だったんでしょ?」 「らしいな。 俺は一度もここで試合したことないまま取り壊された」 「きれいだよね」 「きれいだな」 なんですか、これ めちゃめちゃ意味深なやり取り… 「陽がなにかを言おうとしたのか、思いついたまま口にしたのか俺にはわからない。 」と朔が考えを巡らせています。 また、 「ただ、同じ場所で同じ景色を見てきれいだと思えることが、不思議とうしかった」と続けています。 これ、過去になんかあったでしょ(名数理) ただの深読みかもしれませんが、「朔が野球をやめた理由」に関係してそうな気はしますね。 朔と陽、、夕湖や優空と比べて少し距離のあるヒロインなのかな?と思ってましたが、案外そうでもないか… 陽ちゃん、完全ノーマークでしたが面白そうなヒロインです。 「こんばんは。 語りませんか?」 「こんばんは。 語りましょうか」 朔と一番浅い関係の悠月。 電話がLINEでってのが現代っ子ですね。 私が学生の頃は無料通話を超えそうなら一旦通話を切るという淡いやり取りをしてました。 淡い青春ですねぇ…(老 脱線しましたが、悠月との電話の内容。 小気味の良い茶番かお互いの腹の探りありフェイズに突入してくわけですが、私は 悠月の方が一枚上手に見えました。 この会話劇は見どころが多すぎて文章にまとめきれません…リア充同士の通話ってこんな感じなんですかね?私はしりませんねぇ…(悲 「例えば、私の彼氏になってみませんか?」 「……とかね」 あの、先生、 これずるいでしょ???何急に告白させてんですか(興奮状態 で悠月が一番好きだと書きましたが、私の中で揺るぎない不動の1位になりそうです。 最後まで掴めなかった「幻の女?」 いやほんと、4人のクライメイトだけでもお腹いっぱいなのに、なんでもう一人いるんだ…(嬉 最後の最後まで掴めなかった明日風先輩。 「まるで、幻の女を追いかけているみたいだ」と朔は言っています。 いやまじでそれ。 主人公の憧れの存在 そういえば「朔の好きな人って…?」 美少女に囲まれた超絶リア充の主人公くん。 その中でもやはり本命っていう存在はあるはず…「正妻」と言われている夕湖は周りからの評価に過ぎないし… 「きっと君とは、こんなふうにおもいがけず会うからいいんだよ。 憧れの先輩と、素敵な後輩の男の子でいるために」 「これ以上近づいたら、その関係性が崩れる?」 「あるいは、ね」 最終版の朔と明日風の一幕。 そもそも、朔が最終的に誰かと結ばれるとも限らないし、もしかしたら最後までハーレムを突き通すかもしれません。 でも、どちらになったとしても、明日風の存在は「特異」です。 しかし、、この高校生とも思えないような会話よ… 最後の最後まで知的なチラムネ、ステキです。 おわりに ほぼほぼヒロインたちの感想記事になってしまったので、『チラムネ』のテーマでもある 「リア充」について、私なりの解釈を書かせていただきます。 「無敵」なリア充 一巻の作品の大きなテーマになっていましたが、「リア充グループ」の朔は「非リア充グループ」の健太を不登校から救い出します。 当然、お互いに価値観が違うわけですから衝突もするわけです。 登場時の健太なんて「お前らみたいなリア充に話すことなんかない。 」とむちゃくちゃな理由で拒絶しています。 これに対し朔は終始、 「俺たちは自分が優れていると思っていない。 当たり前のことをやっていたらこのポジションに立っていた。 」をというリア充の定義を論じています。 というか身をもって示してるって感じですかね。 めちゃくちゃな言いざまですが、言いたいことはわかります。 人は優れて見える人たちを妬んでしまう生き物なんです…悲しいですよね。 遺伝子レベルでそうなるように作られてるんですから。 前を向いて歩き続ければ誰でも「リア充」になれる 髪型、服装、コミュ能力…朔の導きで健太はリア充への道を歩み始めます。 初登場の時と終盤の健太くんのキャラ全然違うのビビりますね笑 誰でも努力すれば理想の自分に近づける、他人を羨む必要もなくなる。 あれ、そもそも「リア充」ってなんでしたっけ? 「リア充」=朔たちのような美少女に囲まれたハーレム生活を送る人を指すのではなく、 自分に自信を持てる人間になれた=「リア充」なのでは? 正直目からうろこでした…もちろん、朔たちのような存在もキラキラしてて「リア充としての指標」にはなるでしょう。 ただそれはあくまで指標一つにすぎない。 「最後にみんなで笑えれば、それで最高にハッピーなんだ」 朔の作中のこの言葉、こういうポジティブなことが言える人間になりたいものですね。 ーー 今のところぶっちぎりで悠月が好きです。 二巻も楽しみにしています!.

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『千歳くんはラムネ瓶のなか 3』感想と考察的なもの&特典SSについて。

千歳 くん は ラムネ 瓶 の なか

ガガガが殺しにきてる ガガガ文庫の4月のラインナップが恐ろしいことになってます。 「俺ガイル アンソロジー」の3巻と4巻。 「友崎くん」の8. そんで「チラムネ」(正式な略称らしいですので使っていきます)の第3巻。 今日からGW明けまで強制自宅待機という地獄が始まったので、まったりと読ませていただきます。 (と言いつつ、今までにないペースでブログに感想をアップする予定ですがw) 第1弾として、「チラムネ」を選んでみました。 この略称は、あれでしょ。 ダブルミーイングでしょ。 (意味違うか) 「千歳くん」の頭の「ち」と「ラムネ」をくっつけた略という意味が1つ。 もう1つが、ヒロインの「胸」が「ちらっ」とするという意味。 そんなそんな。 やらしい意味じゃないですよ。 明日姉のバスローブ姿を一目見た瞬間に、「おやっ、胸元に黒子があるのね」と気づくくらいではありますが、そうじゃないですよ。 ヒロインの胸の裡。 心に秘めた想いがチラッと魅せてくれるという文学的な意味での「ちら胸」。 主人公・朔くんの周りのヒロインズとは年齢的にも立ち位置的にも隔たった場所に立っていると思っていた明日姉の印象がガラッと変わった物語でした。 同時に朔くんの印象も変わって見えたから、改めてヒロインを通して主人公を描く物語なんだなと感じた第3巻でした。 感想になります。 どんどんキャラが好きになるよ 今回なんだか朔が「普通の青年」に見えていました。 これまでのようなスクールカースト頂点にいるリア充という一面は鳴りを潜め、どこにでもいそうな一般的な青年に思えたのです。 印象が変わったという意味では、今回のメインヒロインを張った明日姉も一緒。 物静かでクールで知的。 余裕を感じさせる「女性」。 大人のお姉さんとした空気を纏って見えたのに、今回はどこまでも「少女」でした。 隙だらけ、ポンコツまっしぐら。 あどけなさの残る少女に映りました。 なんでそういう風に見えたのか。 勿論、朔というフィルターを通した明日風という少女が描かれていたからと解釈するのがベターなのですが、それだと朔自身の印象が変わった理由にはなりません。 もっと別の要因があるんじゃないかと考えて、真っ先に思いついたのが「大人の視点」が入ったからというものでした。 蔵センでもニッシーでもどっちでも良いんですが、どちらか1人を選ぶとするならニッシーかな。 理路整然とした理屈で子供を見る視線が、朔を、明日風を「子供」に見せていたのかなと。 ただの僕の勝手な考え。 これが合ってようが外れてようがどっちでもよくて。 間違いなく正しいのは、こういったこれまでとは違う印象を持ったことで、彼彼女により親しみを覚えられたという事。 明日姉なんて、滅茶苦茶可愛かったですからね。 年相応の少女らしい一面、東京でポンコツ化したところ。 いちいち可愛らしくて、もう彼女とくっついてくれよと願ってしまうほど。 2巻の時は「悠月かわいいいいい、朔もらってあげてえええええ」と悶えてましたので、つくづく勝手ではありますが。 朔も朔で、ようやく彼の過去が判明して、これまでの行動の点と点が繋がっていったのは大きかったですね。 普通の青年らしいというと、明日姉の言う通り「色々ありすぎた」過去でしたが、実に等身大の悩みや葛藤があったのだなと。 今作がこの先どこまで続くかは分かりませんけれど、3巻はまだまだ序盤と呼んで差し支えないと思うのです。 そこで朔にとってのキーパーソンとなっていた明日姉を中心に据えてきたのは納得しました。 明日姉を語らずして、朔の真実を描けないのだとしたら、この段階で彼女の物語に触れるのは必然と言えそうです。 2巻時点でも十分主人公として立っていた朔ですが、やはり落ち込んでいた時期の顛末を読者が知ってるかどうかでは、感情移入の度合いも変わってきますからね。 間違いなく千歳朔を語る上で避けては通れない「事件」が示唆されていたのですから、そんな重要なお話は序盤でやって欲しいと思うのが人情かなと。 なんにせよ本当に良かったです。 1巻で健太に語った偉人伝や、彼に言った「それに大前提として、俺はべつに毎日お前とつるんでいたいとは思えない」の真意とか。 兎も角朔の言葉や態度に改めて違った見方が出来るようになったのは大きいです。 より朔というキャラクターに深みが増したという意味で、非常に良かったですね。 夢の叶い方ってなんだろう 夢ってどうすれば叶うんだろうか。 ニッシーの未来予想図は、確かにぐうの音も出ないほどの正論に思えました。 子を想えばこその厳しさだよね。 でも、現実夢を叶えてる人はいる。 そういう人たちの親は全員愛情が無かったり、奔放主義なのかと言えば、そんな訳は無く。 間違いなく、子を愛し、堅実な道を進んで欲しいと願う親はいたはずで。 「夢を叶えた子供」の方だって、元より圧倒的な才能と努力に裏打ちされた力があった人間ばかりじゃないはずです。 才能に恵まれなくとも、努力だけで夢を勝ち取った人も当然にいる。 そんな努力しか出来ないって子供が、子には普通の幸せを望む親を説得して、夢に向かって進めるにはどうすれば良いのか? 答えが出なさそうな問に対する1つの解が、朔が示し、明日姉が辿り着いた意地だったように思えました。 「なれるまでやる。 」 流石に言葉通り「なれるまで」は出来ない世の中だけれど、何があっても諦めない心は大事なんだろうね。 どんな夢であっても、さ。 その上で、足掻いて藻掻いてもダメだったらば、諦めがつくし。 そうして諦めれば、悔いだって残らない。 もしそれで後悔するようならば、本気で叶えたい夢では無かったのかもですしね。 「夢の終わりは自分で決めなきゃ駄目だッ」 これは3巻で一番の名言ですね。 余談ですが、「国語教師」と「編集者」の違いなら僕にも言えるかも。 言葉を伝えたい。 この「言葉」って誰のと言えば「自分の」ですよね。 編集者はあくまでも作家の物語を発掘して、育てて、届けることが仕事なので厳密にいえば「自分の言葉」ではありません。 けれど、作家と一緒に二人三脚で「読者に伝えたいこと」を作っていく職業でもあると思っています。 (推敲や添削位しか携われない場合もあるでしょうけれど) 国語教師は違うと考えます。 既に出来上がった「言葉」に他人が作った「解説」を教えるだけ。 そこに「自分の言葉」が介入する余地は無いんじゃないかな。 少なくとも義務教育までは無い気がする。 自分の言葉を伝えたいのであれば、教師では難しいと個人的には考えています。 余談でした。 終わりに 明日姉ルート、本当に良いなぁ。 単純なラブコメ展開にはならないでしょうけれど、明日姉と東京で夢を追うという未来も見てみたい。 最後に。 裕夢先生にまで「もげろ」言われてる岩浅さんに笑った 笑 担当作家皆から股間を狙われる編集者さんですね。 愛されてますねw.

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