ヘメロカリス。 ヘメロカリス

ヘメロカリス|育て方|花の写真|365花撰|栽培実践集

ヘメロカリス

夏にユリのような花を次々咲かせる ヘメロカリス 科名:ユリ ススキノキ・ワスレグサ 科 学名:Hemerocallis 原産地:アジア東部 別名:デイリリー 草丈:30cm-90cm 主な開花期:6月-8月 栽培難易度: (そだてやすい) ヘメロカリスとは ユウスゲ ノカンゾウ ヤブカンゾウ 園芸では、日本や中国原産のユウスゲやカンゾウ類 ノカンゾウ、ヤブカンゾウなど を元として、品種改良で生まれたものをヘメロカリスと呼びます 広い意味ではヘメロカリス属に分類されるすべての植物を指します。 冬は落葉して休眠するタイプと緑の葉が残る常緑・半常緑タイプがあります。 毎年花を咲かせる多年草です。 花が短命で一日でしおれてしまうので「デイリリー」とも呼ばれます。 学名でもあるヘメロカリスの名前はギリシア語で「一日」を意味する「へメロ」と「美」と言う意味の「カロス」の2語から来ており、これもデイリリーと由来は同じです。 大きさや花色など非常にバラエティーに富んでおり、性質もとても丈夫なので海外では花壇や庭、コンテナをはじめとして、色々なシーンで活躍する草花です。 日本では海外ほど多く利用は見られません。 姿・形 野生種の花色は黄色や赤褐色などが中心で、園芸品種はそれ以外に赤、クリーム色、ピンク、紫などがあります。 単色だけでなく、複数の色が組み合わさったものもあります。 花の大きさは小輪で直径約5cm、大輪のものは直径20cmを越します。 咲き方も一重咲きの他、八重咲きがあり、花びらが細いものや幅のあるもの、先端が尖るものや丸くなるもの、フチが波打つものなど様々です。 開花期は葉の間から40cm~1mの花茎を伸ばします。 1本の花茎から数個、多花性の品種なら30個ほどのつぼみを付けます。 花は一斉に咲かず、1-2輪ずつ咲きます。 花茎はつぼみが出てくるごと直角に向きを変え、渦を巻くように伸びて行きます。 このような花の付き方を、「かたつむり状花序」と呼びます。 基本的に一日でしぼんでしまう花ですが、次々と開花するので、結果として長い期間花を楽しむことができます。 ひとつの花が短命なのには違いがありませんが咲く時間帯によって朝開いて夕方しぼむ「昼咲き」と夕方に咲いて翌日にしぼむ「夜咲き」があります。 品種・仲間 H.はHemerocallisの略。 〔〕内は学名 野生種は約10種類が日本を含む東アジアの暖帯-温帯に分布します フルヴァ 〔H. fulva var. fulva〕 中国原産で、日本には昭和の初めに入ってきたとされます。 和名でホンカンゾウと呼ばれます。 中華料理ではつぼみが「金針菜 きんしんさい 」と呼ばれ、炒め物などに利用されます。 日本でも、乾燥させたものが食材として出回ります。 根っこは漢方薬になります。 ヨーロッパでは、名前が似ててすごくややこしい、フラヴァ〔H. flava〕とともに16世紀頃に導入され、広く栽培されてきました。 分類上、日本に分布するヤブカンゾウやノカンゾウは、本種の変種となります。 キスゲ〔H. thunbergii〕 北海道から九州に分布する野生種。 主に夕方から咲き始める夜咲き性、花色はレモンイエローで芳香を放ちます。 草丈は1mを超す大型種。 ヒメカンゾウ〔H. dumorieri〕 草丈30cm-40cmのやや小型の野生種。 小輪で花色は赤みがかったオレンジ色。 江戸時代には植栽されていたそうですが、原産は不明。 園芸品種とアメリカ 園芸品種には花の色、大きさ、咲き方、花茎の長さ、花茎につくつぼみの数、開花する時間帯、その他性質などの組み合わせで多彩な品種があります。 その数は3万品種以上と言われます。 特にアメリカでは品種改良が盛んで、毎年様々な新品種が発表されています。 アメリカの改良品種は野生種から想像できないほど派手なものが多いです。 品種により価格は100円台からウン万円までピンキリです。 アメリカでの品種改良の歴史は戦前までさかのぼります。 当時のニューヨーク植物園所長が、自ら原産地で採取を行うとともに、各方面から様々なものを収集し交配を行いました。 それが元で戦後に様々な品種が育成されました。 育てやすく丈夫なことは元より、花自体がアメリカ人の好みにも合ったのでしょう。 次々に新品種が生み出されました。 交配がしやすく誰でも新品種が作れ、市場も大きく需要も高いので、人気のある品種を作れると収入になる、という構造もあるようです。 交配を前提にしているのか、アメリカのカタログには、花の大きさや咲く数などに加えて、タネのできやすさや倍数性 2倍体・4倍体など も表記されています。 ゴーギャン メリンダ パ デッピードゥリオ ハドソンバレー シカゴカーディナル 関連するページ ヤサシイエンゲイ 京都けえ園芸企画舎 すくーでりあY・A・E 2010 お問い合わせ.

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ヘメロカリスの上手な育て方

ヘメロカリス

ヘメロカリスの歴史 ヘメロカリスは、ユリ科ワスレグサ属の宿根草です。 原産地はアジアの極東地域。 日本では、霧ヶ峰や尾瀬に咲くニッコウキスゲや、山里に咲くノカンゾウ、ヤブカンゾウ、夕暮れにほのかな香りを漂わすユウスゲなどの野生種が、その仲間として知られています。 野生種も園芸種も、すべてヘメロカリス属に分類されますが、一般的にヘメロカリスというと、品種改良した園芸品種を指します。 欧米での育種史 中国では、太古の昔から食用や薬用としてヘメロカリスを栽培していました。 それがヨーロッパに渡ったのは16世紀後半のこと。 欧米におけるヘメロカリスの発展に大きく貢献した人物としては、ジョージ・イエルド(1843~1938年)や、その友人であるエイモス・ペリーらがいますが、彼らの功績は、1940年代末から50年代にかけてのアメリカで、さらに大きく開花しました。 その中心にいたのが、「ヘメロカリスの父」と呼ばれるアーロー・ B・スタウトです。 彼はヘメロカリスの分類や育種を精力的に進め、1934年にヘメロカリスのバイブルとも言える「DAYLILIES」を出版しました。 現在でも、アメリカヘメロカリス協会が年次最高賞に彼の名を冠するほど、名誉ある業績を残しています。 日本での育種史 欧米で育種されたヘメロカリスのうちいくつかは、昭和初期に日本に持ち込まれていたようです。 しかし野生種と大差ないと映ったのか、人々の関心を集めるには至りませんでした。 そんな中でも静かに日本での普及に努めてきたのが、ハナショウブの育種家としても知られる平尾秀一氏です。 同氏に師事した人の中には実生を始める人も現れ、交配が進みましたが、それでも国内においては日の目を見ることはありませんでした。 日本人が美しいと感じるヘメロカリス創出へ 残念ながら平尾氏は1988年に亡くなりましたが、生前に情熱を込めて精力的に執筆されていた平尾氏のヘメロカリスの記事から当時多大な影響を受け、何度か手紙を通じての交流もあり現在も自分らしいスタイルで育種と作出に取り組み続けているのが、岡本自然農園の岡本守夫氏です。 アメリカで進む品種改良は、色も形も派手なものが主流。 それはそれで魅力的ですが、「日本人の持っている美意識を突き詰めていくと、明らかにアメリカ人のそれとは違う美しさにたどり着く」と岡本氏は語ります。 同園が有する800種類を超えるヘメロカリスのコレクションは、すべて岡本氏自身が30年にわたって試行錯誤を繰り返し、大切に育ててきたもの。 その想いがたくさん詰まった花々で、ぜひお庭を彩ってみてはいかがでしょうか。

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ヘメロカリスの育て方・栽培方法のコツ

ヘメロカリス

>> ヘメロカリス ヘメロカリス 別名:デイリリー 科・属名:ユリ科・ユウスゲ属/ 原産地:日本、中国/ 学名:Hemerocallis 分類: 宿根多年草 寒さ: 強い 暑さ: 強い 草丈: 60cm〜80cm 花径: 5cm〜20cm 花色: 赤、黄色、橙色、ピンクなど 増やし方: 株分け(植え付け時期) 場所: 日向から半日陰 用途: 花壇、鉢植え 花言葉: 宣言、媚態 通販店: ヘメロカリスも元は山野草のノカンゾウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲが品種改良された園芸品種です。 ユリ科の仲間ですが、球根草ではなく宿根草になります。 花は朝に咲いて夕方にしぼむ一日花ですが、蕾が多いことから花は次から次へと咲き続きます。 強健で育てやすく繁殖力も旺盛です。 作業カレンダー(暖地基準) 月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 開花時期 開花 場所 日向〜半日蔭 植え付け 植え付け 植え付け 植え替え 植え替え 植え替え 株分け 株分け 株分け 肥料 肥料 肥料 鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える 控えめ へメロカリス 6月中旬、自宅の庭 へメロカリスの全体 6月中旬、自宅の庭 へメロカリス2 6月下旬、植物園の鉢植え へメロカリス(黄色) 6月下旬、植物園の鉢植え へメロカリスの育て方 場所 日当たりのよい所を好みますが、耐陰性があるので午前中の日光が当たるような半日陰でもよく花を咲かせます。 宿根草なので秋を過ぎて寒くなってくると葉は枯れますが、春になって暖かくなると芽を出します。 宿根中のヘメロカリス(12月下旬) 芽を吹く(2月中旬) 水やり 鉢植えでは鉢植えの表面が乾けば与えればよいです。 花壇では植え付け後はしばらく乾かしすぎないよう注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えればよいです。 植え付け 春の3月から4月頃、秋の9月から10月中旬頃に植え付けることができます。 鉢植えでは6号鉢に一株を目安に、用土は普通の花の培養土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでかまいません。 花壇では苦土石灰、腐葉土、堆肥などを混ぜ込んで40cmぐらいの間隔を開けて植え付けます。 植え替え 鉢植えでは2、3年を目安に根詰まりしているようなら行います。 時期は春の3月頃、秋の9月から10月中旬頃も行えます。 植え替えは二回り大きな鉢に植え替えるか、鉢を大きくしたくない場合は株分けをして植え替えます。 用土は普通の花の培養土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでかまいません。 花壇でも4、5年すると株が増えて混み合ってしまうので、株分けをして植え替えます。 庭の株分けは3、4芽ぐらいずつ分けで苦土石灰、腐葉土、堆肥などを混ぜ込んで40cmぐらいの間隔で植え付けます。 その他はのページを参考にしてください。 肥料 春の3月頃と秋の9月頃に骨粉入りの固形油かすなどを与えるぐらいでかまいません。 その他はのページを参考にしてください。 増やし方 株分け よく株が増えるので株分けで増やす事ができます。 時期は植え替えと一緒に行います。 病気や害虫 花、花茎、蕾などにアブラムシが発生することがあります。 スミチオンなどの殺虫剤を散布して駆除します。 その他はのページを参考にしてください。 花弁についたアブラムシ 関連リンク.

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