上野 博物館 ミイラ。 【上野ミイラ展】展示を観た感想と、写真でミイラを少しだけご紹介

【国立科学博物館】 特別展 ミイラ ~「永遠の命」を求めて 入場者数10万人突破‼ ~12月7日(土)特別番組「謎を解け!ミイラからの挑戦状」放送予定!~|文化庁のプレスリリース

上野 博物館 ミイラ

11月2日(土)から、上野国立科学博物館で『特別展ミイラ「永遠の命」を求めて』(以下、「ミイラ展」と呼びます。 )が始まりました。 見どころは、世界各地から集まった43体の実物のミイラ。 この 「実物」というのが、この展示の凄いところ。 館内は全て撮影禁止であるのがブロガーには辛いところでしたが、 別の場所で撮影された写真を添えて、開催初日に訪ねたミイラ展をレポートします!• 場所 上野にある国立科学博物館で、開催されています。 ほかに、東京国立博物館、国立西洋美術館、東京都美術館、上野の森美術館など、上野恩賜公園にはたくさんの文化施設があるから、間違えないように! 筆者、東京国立博物館に向かってしまいました。 特別展は、SLの右側にある通路から入ります。 ここでチケットを購入する場合は、通路を進みSLを過ぎたところに売り場があります。 初日の土曜日は、チケットを求める列がSLと同じ長さだけできていました。 列には、若い女性、若い男女のカップル、それに、お子さんを連れたお母さんが目立つ。 ミイラは女性に人気!? 混雑具合 まずは、混雑具合から。 館内では写真が取れませんので、想像でお願いします。 薄暗い館内を中に進むと、そこには、ガラスケースを囲むように足を止める人たち。 ガラスケースの中は、もちろんミイラ。 ガラスの前に一列、奥に進むほど人は多くなっていて、興味深いミイラの前では二列になって後ろから覗き込む姿もちらほら。 布に肌が隠れて想像するしかないミイラよりも、モロに肌が露出しているミイラの方が、関心が高い様子でした。 それはそうか。 狭い場所では 「人が多いな」と感じましたが、どこも身動きが取れないほどではありません。 まだミイラ展は始まったばかり、ということでスムーズかも。 展示内容 「ミイラ」と聞くとエジプトをイメージしますが、展示のスタートはなんと 南米のミイラ。 南米のミイラ 子供かと見間違うほどにコンパクトに、布袋に包み込まれたミイラ。 まるでプールバッグのような。 それを模したクッション。 最後に購入できます。 人工的に制作したのでなく、中で自然にミイラ化したという方が表現としては正しい。 隣に貼りだされていた国内でCTを撮影した画像を見ると、確かにミイラでした。 体育座りのミイラ。 村の守りとして、村を見渡せる位置に安置され、死してなお生きる。 また、王は、ミイラとなってなお領土を治めていたという。 閲覧注意 布の上部が破け、 中から顔を出したミイラには、悲しさを覚えます。 なぜここに居る。 南米から日本まで運ばれて。 布や包帯で人の姿が見えないミイラは、第三者には単なる物質、塊り。 ところがミイラに人の形を見ることにより、突如として今でも人格を備えているかのように思えてしまうのでした。 エジプトのミイラ ミイラの制作技術を確立し、人工的に次々と生み出していたのは、紛れもなくエジプトです。 魂の帰る場所として、肉体を永遠に保つためでした。 エジプトのミイラは、魂の器。 確かに、ミイラ自体に怖さを感じません。 むしろ、人型の棺に描かれた審判の様子の方が、恐ろしい。 猫やハヤブサ等のペットも、同じようにミイラに。 そのハヤブサは、数日前に死んだのかのようでした。 ヨーロッパのミイラ ポスターにもなっている、泥炭層に埋もれていた二体のミイラ。 なぜ頭が無いの? 閲覧注意 酸性の泥炭が、骨を溶かしてしまったそうです。 逆にアルカリ性であると、皮膚や筋肉が溶けて骨が残るとか。 他にも、絞殺された少女のミイラがあって、2,000年前に亡くなった少女の首に、その痕跡が。 確かにミイラだけど、何らかの意図を持ってミイラ化したわけではないから、単に遺体を見ているかのような気持ちになります。 アジア・オセアニアのミイラ なんと、アジアにもミイラ。 湿度・温度の関係からミイラ作りには適さない地域ですが、オセアニア諸島部の 肖像頭蓋骨(頭蓋骨にペイント)などがあります。 また、日本においてもミイラがあって、 代表的なところでは即身仏。 展示にはありませんが、平泉の藤原氏3代の即身仏が有名ですね。 本展示会では、 福島県貫秀寺の即身仏と、学問の為に自ら死後ミイラとなった 本草学者(医薬の学者)が安置され、生前の姿を強く想像させました。 閲覧注意 福島県貫秀寺の弘智法院 宥貞殿 日本の展示には、熱心に見入るひとがひときわ多くいて最も混雑していました。 そして、個人的に最も目を背けてしまったのは、江戸時代の兄弟のミイラ。 湿気のある日本の国土の影響で、一部死蝋化したミイラです。 寺・墓地の改葬により掘り起こしたところ、なんとミイラ化していたとか。 その後、なぜ展示物となってしまったのか、大きな疑問の残るところです。 身近にある日本の墓地が容易に想像できるからか、もしくは顔が変形して苦悶の表情に見えるからか、それとも生前の姿に近いからなのか、 ミイラよりもご遺体と感じてしまうミイラでした。 ガチャポン 最後にあるグッズ売り場には、海洋堂制作のガチャポン。 なかなかグロテスクですが、人気でした。 ミイラ展から感じたこと ミイラが作られた意図によって、ミイラの扱われ方も私の感じ方も異なるものだと強く感じました。 ミイラを魂の器や守り神のように扱い、意図をもって人工的に制作されたミイラであれば、そのミイラは人間を越えて、別種のもののように感じました。 例えるなら、次のステージに進んだ人間。 だから、まるで神秘的なものを見るかのような興味の対象ともなり得て、また畏怖を感じながらも、じっくり見てしまいました。 一方で、自然にミイラ化してしまったミイラには、そのような感覚は沸きませんでした。 2,000年経過しようと、3,000年経過したミイラであろうと、 遺体・死体という感覚がどこかに生まれてしまい、タブーに触れてしまうことを避けるかのように。 どことなく、他よりも足早に通り過ぎていたように思います。 地域・風習や宗教によって、ミイラの役割やミイラに対する感情はさまざま。 世界各地から43体のミイラが集まったことでそれを体感し、「死」は「死」でしょうが「死」だけではない、という新たな領域にモヤモヤしそうです。 しかし、女性が多かったとはいえ、単純にこのような感想もあり得るかも。 大好きな「大沢たかおさん」の音声ガイドがある博物館、とだけ聞かされ連れていかれた妻ちゃん。 二度と行かないそうです。 会期は、2019年11月2日(土)から2020年2月24日(月・祝)まで。 ミイラをテーマにした展示は貴重ですから、ご興味のある方はまずは公式ウェブサイトをチェックしましょう。 shitamachi-dog.

次の

【企画展】『ミイラ「永遠の命」を求めて(上野科学博物館)を鑑賞。肉体だけ残ることは?

上野 博物館 ミイラ

世界が集う 企画展で展示した元素標本 昨年は私が関係する国際イベントが2つありました。 ひとつは、9月に開催された。 これまで最多の4590人が参加しました。 担当した理工系博物館の分科会CIMUSETもいつもの約1. 5倍の100人近くが参加し、交流を深めました。 もう一つが、メンデレーエフによる周期律発見150年を記念した。 日本の実行委員に加わりました。 世界中で関連イベントが開催されましたが、閉会式が12月に東京で行われ、世界から多数の参加がありました。 当館でも国内イベントの最後として周期表に関する を12月中旬から約1ヶ月間開催し、格別美しい元素標本や「切手周期表」などを展示しました。 世界の人々が集う機会が戻ってくる日を切に願っています。 理工学研究部:若林文高).

次の

死後セレブ、ミイラ43体と会える展示 #50 #ミイラ展

上野 博物館 ミイラ

ミイラ展に行ってきました。 ミイラとはいえ 人間の遺体ということで、展示は全て撮影不可です。 なので、画像はほとんどありません。 その代わりに、大沢たかお氏による音声ガイドや文献資料をメモってきましたので、ミイラに関する知識を少しご提供。 ミイラ展とは ミイラ展は、2019年11月2日~2020年2月24日まで上野にある国立科学博物館で開催されている企画展です。 見どころは、世界各地から集められた本物のミイラ43体。 様々な人生を送り、死して尚、当時の時代を雄弁に語る無言の死体。 そんな展示です(たぶん)。 ミイラの名産地・エジプト ミイラには人工ミイラと天然ミイラがあります。 そもそもミイラとは、長時間朽ちることなく人の形を維持しているものであり、白骨化とは区分されているようです(正確な定義はよく分からぬ)。 そんなミイラですが、イメージするのはやはりエジプトでしょうか。 その他、南米インカ帝国もミイラの名産地だったそうです。 エジプトでは(諸説ありますが)1億5000万人がミイラ化したという調査もあるそうです。 今の日本人が全員ミイラ化するようなものですね。 ミイラの作り方(エジプト式) 少しグロい表現があるかもしれませんのでご注意。 アヌビス神の被り物をします。 死後数日の死体を用意します。 内臓を取り除きます。 肝臓、胃、腸、肺は特別な部位として、特定の壺に格納します。 脳みそは鼻の穴から棒でひっかきだして、そのまま捨てます(当時は脳は重要視されていなかったので)。 心臓はあの世の「死者の審判」で使うので、そのまま残されます。 水で洗ったあと、塩などをまぶして水分を吸い取ります。 それを二度繰り返した後、香油を塗り、最後に包帯を巻いて完成です。 ここまで70日間くらいかかっています。 こんな感じの説明が、アニメーションで流されていました。 これで皆さんもミイラづくりができますね(犯罪教唆になるのか?)。 古代エジプトでは死んだ人の魂(=バー)は鳥の形をして帰ってくるので、その器として体が必要=ミイラを作っていたそうです。 なお、それは人間に限らず、猫やハヤブサなどもミイラにしていました。 (実際に展示もアリ) 特にネコはバステト神とも重なり、ネコのための神殿や、盾にネコの絵を描いて攻撃されないようにしたなど、様々なネコ好き逸話が遺されています。 インカ帝国とミイラ インカ帝国といえばマチュピチュで有名な、14~16世紀頃まで南米にあった巨大国家です。 ここでもミイラ作りが盛んであり、特徴としては、内臓を抜いた後に土を詰めていたそうです。 インカ帝国では、子どもは神に捧げる人身御供として、ミイラ化させて献上していたそうです。 ですので、大人よりも子どものミイラも数多く出土しています。 ただ、ミイラは乾燥したり骨を抜いたりするので、普通の子どもよりも更にこじんまりとしています。 なお犠牲になった子どもですが、献上される1年前から、アルコールやコカの葉っぱなど幻覚剤も与えていたとか… ヨーロッパのミイラ ヨーロッパではミイラ文化はあまりなかったようです。 むしろキリスト教が広まっていくと、エジプトのミイラ作りも禁止するなど、ミイラ作りという点ではマイナス方向に向かっていました。 ただ気候的には低温低湿な場所もあり、天然のミイラも発見されています。 有名なのは「アイスマン」と呼ばれるミイラです。 今回のミイラ展のポスターになっている二人は、オランダで発見されています。 ウェーリンゲメンと呼ばれる彼らですが、沼地から発見されました。 骨まで溶けていて、皮だけ残ったミイラだそうです。 男女ペア説もありましたが、最近の調査では男性二人、しかも殺害された二人のようです。 どんなドラマがあったんですかね。 パプアニューギニアのミイラ パプアニューギニアのアンガという地域では、ミイラがより身近なものでした。 村民が亡くなると、椅子に縛り付けて3か月間、煙でいぶし続けます。 そうすると、高温多湿なミイラ作りに向かないパプアニューギニアでもミイラが作れます。 できたミイラは集落を見下ろせる場所に設置されます。 ここはナショナルジオグラフィックの映像で、ミイラ作りの様子もはっきりと残されていました。 中国と日本のミイラ 意外というか、中国にはほぼミイラがないそうです。 ただ、死後も肉体を残すことを目指し、「金ナントカ」(メモし忘れ)という金属でできたフルアーマーを遺体に着せて、腐敗から逃れようとはしたようです。 日本には、人工ミイラ約20体、天然ミイラ約20体が現存しているそうです。 うち4体が展示されていました。 これがインパクト強め。 まず2体は江戸時代の兄弟のミイラだそうですが、これは自然のモノ。 一体は、江戸時代末期の本草学者。 本草学者とは、草や木、動物などから薬品を研究する学者だそうですが、この人は死後の肉体保存について研究する人です。 そして遺言として「機会があったら掘り出してみろ」と言い残して死んでいったそうですが、昭和になって子孫が掘り返してみたら、本当にミイラ化していました。 胃腸を調べたところ柿の種(植物の方)を大量に摂取していたそうです。 タンニンが豊富な柿の種によって、死体の防腐効果があったとされています。 ミイラになりたい人は、柿を食べてお茶を飲みましょう。 そしてもう一体が、弘智法印・宥貞(こうちほういん・ゆうてい)という僧。 90歳を超えた後、修行の完成として「即身仏」になるべく、自らミイラ化しました。 徐々に食事を減らして水分も摂らなくなり、最終的には箱(?)の中に入って、鈴を鳴らし続けます。 鈴が鳴りやんだときは死亡…ではなく、「永遠の瞑想=入定」という状態だそうな。 17世紀頃の方だそうですが、民の幸福を願って過酷な修行に入るという姿勢は凄いですね。 現在は、福島県浅川町の貫秀寺というところにありますが、今回は運んできて展示されています。 ミイラ展・感想まとめ 精神と肉体、生物学的に言えば脳と肉体ですが、脳が死んで肉体だけ残ることに、個人的にはあまり意味を感じません。 私は精神の死が「人間の死」であり、あとは微生物がばらしてくれるか、火で燃やすかというだけで、死後の世界というのも信じておりません。 ただ、過去から現在まで死後の世界を信じ、永遠の生命を夢見るというのは壮大でロマンティックをもらった感じがしました。 白骨よりも人に近いミイラですが、見た目のインパクトはそれほど感じませんでした。 生で観れば、もっと心に来るものがあるかなあと思ったのですが… さて、展示会としての感想です。 まず、開催2日目に行ったということもあって、それなりに混雑していました。 そして保護のため仕方ないのですが、かなり暗いです。 更に、多くのミイラは布にくるまっているので、そこまで人体が見えるというわけではありません。 音声ガイドは、結局なくても(600円払ってまでは)なくて良かったですね。 展示の合間に動画説明が結構あるので、音声ガイドで言っていることもかぶっていましたし… 首からぶら下げていると邪魔でしたしね。 本物のミイラを世界から集めたというだけでも、その苦労は相当なものだろうなあと思いました。 ミイラという人の死体を見る機会もなかなかありませんし、これをきっかけに生死について考えてみるのも良いと思います。 ミイラ展のグッズ・お土産 久々にこういう企画展で、お土産を買ってきました。 まずはこちらのアヌビス神キーホルダー。 そしてメジェドとバステトのブックメーカー。 メジェドは一回も出てきていない気がしますが、人にあげる用です。 そしてエジプト神のクリアファイル。 こちらが表。 そして裏。 「エジプト9栄神」はJOJOで聞いたことありましたが、8体なんですね。 やりませんでしたが、ガチャ。 女性のミイラのレプリカを商売に使うのはいいのか? 画像が小さいですが、一番下の左から2番目の細長いのが、本物の展示もあったネコのミイラです。 他にもミニオンズとのコラボとかもありましたね。 エジプト雑貨も少し興味がありましたが、使い道がなさそうですし… 私の死後に、墓に入れてもらえば良かったかな。

次の