赤ちゃんポスト デメリット。 赤ちゃんポストのしくみとは?預けられた子はその後どうなるの?

インターネット赤ちゃんポストの問題点とは?口コミや評判をチェック!民間事業者との違いも解説!

赤ちゃんポスト デメリット

おなかを痛めて出産した赤ちゃんを育てられないお母さんがいます。 「望まない妊娠をして中絶に踏み切れず出産したが、生まれてきた赤ちゃんに愛情を抱けない。 」、「交際相手と破たんし、経済的に養っていけなくなった。 」、「重い障害があって手に負えないし、赤ちゃんのことで夫婦関係も悪くなった。 」など、赤ちゃんを育てられない理由は様々です。 赤ちゃんポストは、親が育てることができない赤ちゃんの受け皿の一つとして登場した仕組みで、仕組みができる前から賛否が真っ二つに分かれて議論が繰り返されてきました。 この記事では、赤ちゃんポストの概要と現状、場所、メリットやデメリットについて紹介します。 赤ちゃんポストとは 赤ちゃんポストとは、何らかの事情で育てることができない赤ちゃんを、親が匿名で預けることができる施設や仕組みそのもののことです。 赤ちゃんポストの目的は、望まない赤ちゃんを授かったり、諸事情で育児が困難になったりしたお母さんが、中絶、危害行為、育児放棄などで赤ちゃんの命を奪うのを避けることです。 日本唯一の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」 2018年12月時点で、日本で赤ちゃんポストを設置しているのは、熊本県の慈恵病院のみです。 慈恵病院では、「こうのとりのゆりかご」と呼んでおり、赤ちゃんポストという名前は使用していません。 慈恵病院は、国内に約100カ所の赤ちゃんポストを持つドイツの「Baby klappe」という仕組みを参考に、2007年5月から運用を開始しています。 こうのとりのゆりかごは、慈恵病院内の人目に付きにくい場所に設置されています。 赤ちゃんを預ける場所には、新生児ならすっぽり入るサイズのトビラがあり、中には赤ちゃんが快適に過ごせる温度に設定された保育器が設置されています。 ゆりかごまでの経路、ゆりかごの前、保育器のそばにはお母さん宛ての案内板や手紙が設置されており、赤ちゃんの将来などを相談できる窓口「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」の連絡先などが書かれています。 なお、赤ちゃんを保育器に入れてトビラを閉めると、内側からロックがかかり、外からは開かなくなります。 また、監視カメラが設置されていますが、お母さんのプライバシーを保護し、より安心して赤ちゃんを預けられるように、お母さんの姿は映らないように調節されています。 「こうのとりのゆりかご」に預けられた赤ちゃんのその後 こうのとりのゆりかごに預けられた赤ちゃんは、次のような経過をたどります。 赤ちゃんがこうのとりのゆりかごに預けられると、ナースステーションと新生児室のアラームが鳴る• 看護師をはじめとする病院の医療スタッフが駆けつけて赤ちゃんを保護する• 慈恵病院の医師が赤ちゃんの健康状態を確認し、熊本市児童相談所と熊本南警察署に連絡する• 熊本南帰省札所が事件性の有無を確認する• 熊本市児童相談所が、熊本県内の乳児院に赤ちゃんを一時保護して社会調査を行う 医療費、措置費、生活費は国費負担• 身元が判明した場合は、乳児院への入所もしくは里親委託を経て、子を望む夫婦と赤ちゃんを養子縁組を行う 家族が引き取り意思を示し、虐待の危険がない場合は家庭に戻すこともある• 身元が判明しない場合は、乳児院への入所もしくは里親委託を経て、子を望む夫婦と赤ちゃんの特別養子縁組を家庭裁判所に認めてもらう なお、養子縁組が行われず、乳児院から児童養護施設に移ることも珍しくありません。 赤ちゃんポストに関係する専門用語 赤ちゃんポストには、行政や司法の手続きがたくさん絡んでいます。 一時保護:児童相談所長もしくは都道府県知事が必要と認めた場合 子どもの生命の安全のためなど に、子どもを家庭などから引き離して一時保護所などに入所させる行政処分。 原則は2ヶ月間• 児童養護施設:保護者がいない子どもや、虐待を受けた子どもを受け入れて養護し、自立を支援する施設• 特別養子縁組:法律上、子どもと実の父母の親族関係を断絶させる 養親と親子になる 養子縁組 戸籍上、特別養子縁組を行った痕跡は残る工夫がされている。 原則6歳未満の子どもについて、家庭裁判所が縁組を認めるかどうか判断する。 赤ちゃんポストに預けられた赤ちゃんの名前と戸籍はどうなる? 社会調査の結果、赤ちゃんの身元が判明しない場合は、熊本市長が子どもの氏名を決め、本籍地を決めます 赤ちゃん単独の戸籍を作成。 名前を書いた手紙などがポスト内に残されている場合などは、その名前を使います。 一方で、身元が判明した場合は、既にある戸籍とそこに記載されている氏名を使うことになります。 関西に赤ちゃんポストが設置される? 2017年2月10日、医師らで構成される市民団体「こうのとりのゆりかごin関西」が、関西にも赤ちゃんポストを設置することを計画しています。 計画では、神戸以内のマナ助産院の敷地内に設置する予定で、仕組みは慈恵病院の赤ちゃんポストを踏襲する見込みです。 市民団体は2017年中の開設を目指していますが、行政側は慎重な姿勢をとっており、今後の動向が注目されます。 (2017. 9追記) 2018年12月時点では、医師の確保が困難であることから赤ちゃんポストの設置は断念されています。 赤ちゃんポストの現状 赤ちゃんポストは、2007年5月の設置から2015年までに、合計125人の子どもが預け入れられています。 また、赤ちゃんポストと同時期に開始された「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」への相談件数が増加しており、2015年度は5466件と前期比130%超となっています。 相談内容は、思いがけない妊娠 婚姻前の妊娠や望まない妊娠など が多く、430件だと発表されています。 赤ちゃんポストのメリットとデメリット 赤ちゃんポストは、設置前からメリットとデメリットがいくつも指摘され、議論されてきました。 赤ちゃんポストのメリット• 危害行為や育児放棄などから赤ちゃんの命を守ることができる• 中絶の抑止につながり、赤ちゃんは、授かった命で生きるという選択肢が与えられる 赤ちゃんポストのメリットは、何よりもまず赤ちゃんの命を守ることです。 親から虐待や放棄などを受けて命を落とすリスクを減らそうというのは、設置目的とも合致しています。 赤ちゃんポストのデメリット• 安易に預ける親が増えて育児放棄を助長する• 親子が再会を願ってもかなわない可能性が高い いずれも、匿名で預けることができるという現在の赤ちゃんポストの仕組みから生じているデメリットです。 しかし、匿名性を止めると預けにくくなり、かといって適切に育てることもできずに虐待や育児放棄につながるという指摘があります。 まとめ 赤ちゃんポストを理解するには、親の教育力・監護力不足、核家族化や地域との関わりの希薄化、児童虐待、経済的な不安など様々な問題と向き合わなければなりません。 また、一時保護、乳児院や児童養護施設への入所、養子縁組、特別養子縁組など赤ちゃんに関する制度に対する理解も必要です。 さらに言えば、赤ちゃんポストに預けられた子どもがどのように成長したのかを調べる縦断的な調査を行い、その有用性や課題を把握していくことも求められていくはずです。 妊娠や育児に悩むお父さんお母さんは増え続けており、今後も赤ちゃんポストに預けられる赤ちゃんはなくならないでしょうし、相談も増加していくことが予想されます。 今後は、これまでの経過や諸外国の動向も踏まえて、預けられた赤ちゃんの幸せという視点から、制度の存続や改善について議論がなされていくべきでしょう。 ikujilog.

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赤ちゃんポストのメリットとデメリット!あなたの意見は!?

赤ちゃんポスト デメリット

今後神戸に赤ちゃんポストが設置されない可能性が高くなりました。 「赤ちゃんポスト」という言葉を耳にしたことはありますか? 赤ちゃんポストとは、様々な理由で乳児を育てられない人が、匿名で乳児を預けられる施設です。 今まで熊本にしか無かった赤ちゃんポストが、神戸にも開設されることになりました。 赤ちゃんポストの名称は知っていても、詳細までは知らない人も多いのでは? また神戸に開設されることを期に、赤ちゃんポストについて気になった人もいるはず。 今回は、赤ちゃんポストの仕組みや預けられた子供の今後についてなど、赤ちゃんポストに関する情報をまとめました。 このページの目次• 全国で2箇所目の赤ちゃんポストが神戸に出来る 赤ちゃんポストは、2007年に熊本県で国内初の開設されました。 熊本県にある慈恵病院に「こうのとりのゆりかご」があります。 「こうのとりのゆりかご」では赤ちゃんポストを設置し、新生児の受け入れを行っています。 赤ちゃんポストだけでなく、妊娠・出産・育児についての相談も受け付けています。 【こうのとりゆりかご公式ページ】 開設当初は赤ちゃんポストに賛否両論がありましたが、赤ちゃんポストの運営は現在も行われています。 神戸市の助産院から、「2017年内に国内2例目の赤ちゃんポストの開設を目指している」と発表がありました。 赤ちゃんポストが設置予定とされているのは、神戸市北区の「マナ助産院」です。 マナ助産院では赤ちゃんポストの設置だけでなく、望まない妊娠をした人の電話相談窓口も開設予定になっています。 開設を目指すとは言うものの、赤ちゃんポストを設置するには課題があります。 赤ちゃんポスト開設のためには下記の条件が必要と提示され、熊本の慈恵病院はクリアしました。 子供の安全確保• 相談機能の強化• 公的相談機関との連携 神戸市のマナ助産院はも、これらの条件をクリアすることを求められます。 赤ちゃんポストとは あかちゃんポストとは、様々な理由で子供を養育できない親が、匿名で赤ちゃんを託すことができる窓口です。 赤ちゃんポストを利用すれば、 望まない妊娠をした女性が子供の育児放棄をしたり、出産後置き去りにして赤ちゃんを死なせることがなくなります。 赤ちゃんポストは現在、熊本県の慈恵病院のみで開設されています。 正式には赤ちゃんポストという名称ではなく、「こうのとりのゆりかご」の名称で設置されています。 過去に群馬県内に赤ちゃんポストと同様の施設がありましたが、現在は運営されていません。 赤ちゃんポストが開設された当初は、新生児のみが預けられるものと予想されていました。 しかし実際に運営が開始されてみると、乳児や幼児が託されるケースもありました。 こうのとりのゆりかごは2007年に開設され、2015年までの「9年間」で「125人」の新生児を受け入れています。 125人の中の10人は近畿地方から預けられました。 赤ちゃんポストを求めている人が、日本中にいることが伺えます。 今回神戸市に赤ちゃんポストが設置されることで、多方面からの利用ができるようになります。 多方面から利用できることで、救われる命が増えることが期待できるでしょう。 匿名で預けられる 赤ちゃんポストに子供を預けるにあたり、子供を預ける親は「完全に匿名」で預けられるシステムになっています。 赤ちゃんポストの窓口にある監視カメラには、預けに来た人の顔は映らないようになっています。 匿名にする理由は、匿名でないと子供を託せないからです。 匿名だからこそ赤ちゃんを託すことができ、匿名でない場合、赤ちゃんをどこかに置き去りにする可能性があります。 ですので赤ちゃんポストに赤ちゃんを託したとしても、誰にも知られることはありません。 赤ちゃんポストの仕組み 赤ちゃんポストは人目につきにくい「病院の外壁に」窓口が設置されています。 扉をあけると内扉があり、親に宛てた手紙が置かれています。 手紙を取ると内扉の鍵が開き、中には保育器があります。 保育器の中に赤ちゃんを入れるとブザーが鳴ります。 ブザーの音が鳴ると、看護師やスタッフが駆けつけ、赤ちゃんを保護する仕組みになっています。 赤ちゃんポストに置かれた、親宛の手紙には 「もう一度、赤ちゃんを引き取りたい場合はいつでも連絡して下さい。 」といった内容が書かれています。 赤ちゃんを保育器に入れた後、内扉を閉める鍵がかかります。 ですので外から内扉を開けることはできなくなります。 これは赤ちゃんが連れ去られることを防止するためです。 一度赤ちゃんを保育器にいれて扉が開かなくなったとしても、親であれば連れて帰ることが出来ます。 扉横に設置されているインターホンで「連れ帰りたい旨」を伝えれば、赤ちゃんを連れて帰ることが可能です。 赤ちゃんポストに預けられた子供の今後は? 赤ちゃんポストに預けられた赤ちゃんは、病院内で体に異常がないか診察されます。 その後は児童相談所の管轄となり、乳児院に預けられ育てられます。 乳児院で成長した後は児童養護施設に移され、18才になると社会に出ることになります。 中には養子縁組をして引き取られる子供もいますし、里子として引き取られる子供もいます。 本当の親が引き取りたいと言ったら? 赤ちゃんポストに託された子供は、養子や里親 養親 に引き取られて幸せに暮らす場合があります。 しかし赤ちゃんポストに子供を託した数年後に、「子供を引き取りたい」と里親の元に現れる実親もいます。 すでに里親となる者がいた場合でも、実の親が現れた場合、子供を実の親に返す必要があるときもあります。 しかし里親からすれば、「子供を返したくない」と思うのは当たり前のことですよね。 このような場合、家庭裁判所に「申し立て」を行います。 裁判所の命令によっては、このまま里親の元で暮らすよう決定を下す場合もあれば、実の親の元に戻すよう決定を下す可能性もあります。 里親の元で幸せに暮らしている親子にとっては、とても理不尽な話です。 安定した暮らしの中から、実の親の元に帰るということは、幼い子供の心には傷が残ることが予想されます。 ですので、赤ちゃんを1度手放した親に「子供を返す判断」は、とても慎重に行われます。 実の親が現れた時のことを考え、特別養子縁組をする家庭もあります。 養子縁組はおおきくわけて、「特別養子縁組」と「普通養子縁組」の2種類があります。 普通養子縁組は、子供が養親の戸籍に入ることで実子となります。 しかし戸籍上、実の親との関係は残ります。 特別養子縁組は、子供が養親の戸籍に入ることで実子となります。 戸籍上も実の親との関係は一切無くなります。 つまり特別養子縁組を行っていれば、実の親が表れたとしても、子供を取り返される心配がないのです。 戸籍はどうなる? 赤ちゃんポストに預けられた子供には、身元がわかる子供もいれば、わからない子供もいます。 身元がわかる子供は、今までの戸籍のままになります。 乳児院や児童養護施設で育てられた場合、住民票は移動しますが、戸籍の変更はありません。 しかし身元がわからず、出生届けが出されていない赤ちゃんの場合は、戸籍がありません。 戸籍がない場合は、市区町村長が命名して子供単独の戸籍を作ることになります。 子供を養子縁組をして育てることになった場合、養親の戸籍に入りますが、以前の戸籍は残ったままになります。 特別養子縁組の場合は以前の戸籍はなくなります。 赤ちゃんポストを利用する理由と利用率 赤ちゃんポストには「年間10人前後」の乳児が預けられています。 赤ちゃんポストを利用する理由としては下記が挙げられます。 望まない妊娠だった• 生活が困窮している• 子供を養育できない• 結婚していない• 育児ノイローゼになった• 子供に何らかの障害がある 様々な理由がありますが、「望まない妊娠だったこと」が一番多い理由となっています。 中には望んだ妊娠であっても、産後子供に障害があることがわかり、赤ちゃんポストを利用する人もいます。 赤ちゃんポストのメリット・デメリット 赤ちゃんポストには昔から賛否両論があります。 今回新たに神戸で赤ちゃんポストが新設されることで、また議論が生まれるでしょう。 議論の際に知っておきたいのが、赤ちゃんポストのメリット・デメリットです。 赤ちゃんポストのメリット・デメリットにはどのような物があるのでしょうか? メリット 赤ちゃんポストのメリットは下記の通りです。 赤ちゃんの命を救える• 中絶率が低下する 公衆トイレや森で出産して、子供を放置して死なせてしまう事件が実際に起こっています。 赤ちゃんポストを利用すれば、赤ちゃんの命が救えます。 また望まない妊娠の場合、中絶する人がいます。 お腹の中に赤ちゃんがいる状態でも、1つの命に変わりありません。 赤ちゃんポストがあることで中絶率が下げられるのです。 デメリット 赤ちゃんポストのデメリットはこちらです。 両親が匿名のため、二度と会えない可能性がある• 育児放棄を助長する可能性がある 赤ちゃんポストを利用するにあたり、「匿名」での受入れ方法が採用されています。 赤ちゃんポストに預けられた子供が大人になった時、 本当の親に会いたいと思っていても、匿名で預けられた子供が両親を見つけることは困難です。 ですので両親に会えない可能性があるのです。 また赤ちゃんポストがあることで、簡単に育児放棄するようになるのではないかと言う意見もあります。 まとめ 今まで熊本県にしかなかった赤ちゃんポストが、2017年中に神戸にも出来る予定です。 近畿地方にも赤ちゃんポストが出来れば、九州地方が遠くて行けなかった人でも預けられるようになります。 多方面からの赤ちゃんポストの利用が可能になり、助かる命が増えます。 赤ちゃんポストに対しては様々な意見があります。 赤ちゃんの命を救えるから必要だという賛成意見や、育児放棄を助長することになると言う反対意見があります。 どちらの意見も正しく間違いであり、簡単には答えは出ないでしょう。 ただし、赤ちゃんの命を救うという意味では「赤ちゃんポスト」はあったほうが良いのではないでしょうか。 神戸に赤ちゃんポストが開設されるとき、再び議論をして、日本中で赤ちゃんポストの是非を考えましょう。 テレビで度々取り上げられる「ワンオペ育児」について.

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赤ちゃんポストとは?日本では慈恵病院だけ?メリットとデメリットは?

赤ちゃんポスト デメリット

今後神戸に赤ちゃんポストが設置されない可能性が高くなりました。 「赤ちゃんポスト」という言葉を耳にしたことはありますか? 赤ちゃんポストとは、様々な理由で乳児を育てられない人が、匿名で乳児を預けられる施設です。 今まで熊本にしか無かった赤ちゃんポストが、神戸にも開設されることになりました。 赤ちゃんポストの名称は知っていても、詳細までは知らない人も多いのでは? また神戸に開設されることを期に、赤ちゃんポストについて気になった人もいるはず。 今回は、赤ちゃんポストの仕組みや預けられた子供の今後についてなど、赤ちゃんポストに関する情報をまとめました。 このページの目次• 全国で2箇所目の赤ちゃんポストが神戸に出来る 赤ちゃんポストは、2007年に熊本県で国内初の開設されました。 熊本県にある慈恵病院に「こうのとりのゆりかご」があります。 「こうのとりのゆりかご」では赤ちゃんポストを設置し、新生児の受け入れを行っています。 赤ちゃんポストだけでなく、妊娠・出産・育児についての相談も受け付けています。 【こうのとりゆりかご公式ページ】 開設当初は赤ちゃんポストに賛否両論がありましたが、赤ちゃんポストの運営は現在も行われています。 神戸市の助産院から、「2017年内に国内2例目の赤ちゃんポストの開設を目指している」と発表がありました。 赤ちゃんポストが設置予定とされているのは、神戸市北区の「マナ助産院」です。 マナ助産院では赤ちゃんポストの設置だけでなく、望まない妊娠をした人の電話相談窓口も開設予定になっています。 開設を目指すとは言うものの、赤ちゃんポストを設置するには課題があります。 赤ちゃんポスト開設のためには下記の条件が必要と提示され、熊本の慈恵病院はクリアしました。 子供の安全確保• 相談機能の強化• 公的相談機関との連携 神戸市のマナ助産院はも、これらの条件をクリアすることを求められます。 赤ちゃんポストとは あかちゃんポストとは、様々な理由で子供を養育できない親が、匿名で赤ちゃんを託すことができる窓口です。 赤ちゃんポストを利用すれば、 望まない妊娠をした女性が子供の育児放棄をしたり、出産後置き去りにして赤ちゃんを死なせることがなくなります。 赤ちゃんポストは現在、熊本県の慈恵病院のみで開設されています。 正式には赤ちゃんポストという名称ではなく、「こうのとりのゆりかご」の名称で設置されています。 過去に群馬県内に赤ちゃんポストと同様の施設がありましたが、現在は運営されていません。 赤ちゃんポストが開設された当初は、新生児のみが預けられるものと予想されていました。 しかし実際に運営が開始されてみると、乳児や幼児が託されるケースもありました。 こうのとりのゆりかごは2007年に開設され、2015年までの「9年間」で「125人」の新生児を受け入れています。 125人の中の10人は近畿地方から預けられました。 赤ちゃんポストを求めている人が、日本中にいることが伺えます。 今回神戸市に赤ちゃんポストが設置されることで、多方面からの利用ができるようになります。 多方面から利用できることで、救われる命が増えることが期待できるでしょう。 匿名で預けられる 赤ちゃんポストに子供を預けるにあたり、子供を預ける親は「完全に匿名」で預けられるシステムになっています。 赤ちゃんポストの窓口にある監視カメラには、預けに来た人の顔は映らないようになっています。 匿名にする理由は、匿名でないと子供を託せないからです。 匿名だからこそ赤ちゃんを託すことができ、匿名でない場合、赤ちゃんをどこかに置き去りにする可能性があります。 ですので赤ちゃんポストに赤ちゃんを託したとしても、誰にも知られることはありません。 赤ちゃんポストの仕組み 赤ちゃんポストは人目につきにくい「病院の外壁に」窓口が設置されています。 扉をあけると内扉があり、親に宛てた手紙が置かれています。 手紙を取ると内扉の鍵が開き、中には保育器があります。 保育器の中に赤ちゃんを入れるとブザーが鳴ります。 ブザーの音が鳴ると、看護師やスタッフが駆けつけ、赤ちゃんを保護する仕組みになっています。 赤ちゃんポストに置かれた、親宛の手紙には 「もう一度、赤ちゃんを引き取りたい場合はいつでも連絡して下さい。 」といった内容が書かれています。 赤ちゃんを保育器に入れた後、内扉を閉める鍵がかかります。 ですので外から内扉を開けることはできなくなります。 これは赤ちゃんが連れ去られることを防止するためです。 一度赤ちゃんを保育器にいれて扉が開かなくなったとしても、親であれば連れて帰ることが出来ます。 扉横に設置されているインターホンで「連れ帰りたい旨」を伝えれば、赤ちゃんを連れて帰ることが可能です。 赤ちゃんポストに預けられた子供の今後は? 赤ちゃんポストに預けられた赤ちゃんは、病院内で体に異常がないか診察されます。 その後は児童相談所の管轄となり、乳児院に預けられ育てられます。 乳児院で成長した後は児童養護施設に移され、18才になると社会に出ることになります。 中には養子縁組をして引き取られる子供もいますし、里子として引き取られる子供もいます。 本当の親が引き取りたいと言ったら? 赤ちゃんポストに託された子供は、養子や里親 養親 に引き取られて幸せに暮らす場合があります。 しかし赤ちゃんポストに子供を託した数年後に、「子供を引き取りたい」と里親の元に現れる実親もいます。 すでに里親となる者がいた場合でも、実の親が現れた場合、子供を実の親に返す必要があるときもあります。 しかし里親からすれば、「子供を返したくない」と思うのは当たり前のことですよね。 このような場合、家庭裁判所に「申し立て」を行います。 裁判所の命令によっては、このまま里親の元で暮らすよう決定を下す場合もあれば、実の親の元に戻すよう決定を下す可能性もあります。 里親の元で幸せに暮らしている親子にとっては、とても理不尽な話です。 安定した暮らしの中から、実の親の元に帰るということは、幼い子供の心には傷が残ることが予想されます。 ですので、赤ちゃんを1度手放した親に「子供を返す判断」は、とても慎重に行われます。 実の親が現れた時のことを考え、特別養子縁組をする家庭もあります。 養子縁組はおおきくわけて、「特別養子縁組」と「普通養子縁組」の2種類があります。 普通養子縁組は、子供が養親の戸籍に入ることで実子となります。 しかし戸籍上、実の親との関係は残ります。 特別養子縁組は、子供が養親の戸籍に入ることで実子となります。 戸籍上も実の親との関係は一切無くなります。 つまり特別養子縁組を行っていれば、実の親が表れたとしても、子供を取り返される心配がないのです。 戸籍はどうなる? 赤ちゃんポストに預けられた子供には、身元がわかる子供もいれば、わからない子供もいます。 身元がわかる子供は、今までの戸籍のままになります。 乳児院や児童養護施設で育てられた場合、住民票は移動しますが、戸籍の変更はありません。 しかし身元がわからず、出生届けが出されていない赤ちゃんの場合は、戸籍がありません。 戸籍がない場合は、市区町村長が命名して子供単独の戸籍を作ることになります。 子供を養子縁組をして育てることになった場合、養親の戸籍に入りますが、以前の戸籍は残ったままになります。 特別養子縁組の場合は以前の戸籍はなくなります。 赤ちゃんポストを利用する理由と利用率 赤ちゃんポストには「年間10人前後」の乳児が預けられています。 赤ちゃんポストを利用する理由としては下記が挙げられます。 望まない妊娠だった• 生活が困窮している• 子供を養育できない• 結婚していない• 育児ノイローゼになった• 子供に何らかの障害がある 様々な理由がありますが、「望まない妊娠だったこと」が一番多い理由となっています。 中には望んだ妊娠であっても、産後子供に障害があることがわかり、赤ちゃんポストを利用する人もいます。 赤ちゃんポストのメリット・デメリット 赤ちゃんポストには昔から賛否両論があります。 今回新たに神戸で赤ちゃんポストが新設されることで、また議論が生まれるでしょう。 議論の際に知っておきたいのが、赤ちゃんポストのメリット・デメリットです。 赤ちゃんポストのメリット・デメリットにはどのような物があるのでしょうか? メリット 赤ちゃんポストのメリットは下記の通りです。 赤ちゃんの命を救える• 中絶率が低下する 公衆トイレや森で出産して、子供を放置して死なせてしまう事件が実際に起こっています。 赤ちゃんポストを利用すれば、赤ちゃんの命が救えます。 また望まない妊娠の場合、中絶する人がいます。 お腹の中に赤ちゃんがいる状態でも、1つの命に変わりありません。 赤ちゃんポストがあることで中絶率が下げられるのです。 デメリット 赤ちゃんポストのデメリットはこちらです。 両親が匿名のため、二度と会えない可能性がある• 育児放棄を助長する可能性がある 赤ちゃんポストを利用するにあたり、「匿名」での受入れ方法が採用されています。 赤ちゃんポストに預けられた子供が大人になった時、 本当の親に会いたいと思っていても、匿名で預けられた子供が両親を見つけることは困難です。 ですので両親に会えない可能性があるのです。 また赤ちゃんポストがあることで、簡単に育児放棄するようになるのではないかと言う意見もあります。 まとめ 今まで熊本県にしかなかった赤ちゃんポストが、2017年中に神戸にも出来る予定です。 近畿地方にも赤ちゃんポストが出来れば、九州地方が遠くて行けなかった人でも預けられるようになります。 多方面からの赤ちゃんポストの利用が可能になり、助かる命が増えます。 赤ちゃんポストに対しては様々な意見があります。 赤ちゃんの命を救えるから必要だという賛成意見や、育児放棄を助長することになると言う反対意見があります。 どちらの意見も正しく間違いであり、簡単には答えは出ないでしょう。 ただし、赤ちゃんの命を救うという意味では「赤ちゃんポスト」はあったほうが良いのではないでしょうか。 神戸に赤ちゃんポストが開設されるとき、再び議論をして、日本中で赤ちゃんポストの是非を考えましょう。 テレビで度々取り上げられる「ワンオペ育児」について.

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