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「働く意味」や「仕事の目的」は【2分】で見つかる ~新しく社会に出る若者たちへ(横山信弘)

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新しく社会に出る若者たちへ 私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントです。 いつもコミュニケーションをとる相手は、経営者か管理者。 新入社員や就活生とは、講演やセミナーなどでしかお会いすることはありません。 世の多くの経営者や管理者の価値観、能力を知り尽くしている私だからこそ言えることがあります。 それは、「上司が言うことはほぼすべて従う必要があるが、上司の振る舞いを模倣する必要はない」ということ。 そしてもう一つ。 メディアで取り上げられている言説にも惑わされてはいけないということ。 テレビやネットの観すぎで、よくわからずに「世の中はこうなのだ」「社会はこうなのだ」と決めつけるのは、せっかくのご自身のポテンシャルを台無しにします。 たとえテレビやネットにそれほど触れていなくても、友人、知人が同様の価値観を持っていたら、そこから影響を受けます。 新しく社会に出る人に強く言いたい。 自分なりの クライテリア(判断基準)を持ってほしい。 正しいクライテリアを持つためにも、正しい言葉の意味を知ることです。 仕事をする目的は「2分」で見つかる これから社会に出る人の中に、「仕事の目的」「働く意味」がわからないと言う人がいます。 正直なところ、日本国憲法に「国民の三大義務」というものがあり、そこに「勤労の義務」が書かれているわけですから、「働く意味がわからん」と思いきり言っちゃう人はかなり横着。 それを言っちゃあおしまいよ、という感じですし、「何のために働くのか」という哲学的な問い掛けも、答えが出ない気がするので、こちらもパス。 今回は現実的に、「自分のやりたいことが見つからない」「どんな仕事が向いているのかわからない」という不毛な悩みを抱いている人をラクにするための答えを用意したいと思います。 仕事をする「目的」はすべての人に共通しています。 探したり、考え込んだりする必要はありません。 幸福を与えるためです。 働く目的は、誰かを幸せにするためなのです。 それでは、別の側面で考えてみましょう。 仕事を通じて【誰】を幸福にするのか、ということです。 これには3つのグループがあります。 1)自分 2)周囲 3)社会 この3つ。 まずは自分です。 好きな仕事をして満足感を得る。 仕事の報酬で生活に潤いを与える……など、仕事を通じて幸福になる方法はいろいろあります。 いずれにしても、一番の基本がここです。 ただ自分の幸せだけが目的であれば、まだ最初のレベルと言えるでしょう。 つまり「自己実現の欲求を満たしたい」などと言っている人は、単なる「自己満足」レベルだということです。 2つめのグループは、周囲にいる人を幸せにすることです。 家族、同僚、部下、お客様、地域の人……などが挙げられます。 お客様の問題解決に貢献したい、家族に不自由のない暮らしを保証したい。 こういう気持ちが叶えられることによって、自分もまた幸福な気分を味わうものです。 3つめのグループは、周囲の人よりもさらに外側の人(社会)の幸福のために働くということです。 最も高いレベルの目的と言えるでしょう。 つまりその仕事、労働を通じて社会に貢献するという考え方です。 自社の製品やサービスが社会の発展に寄与すると考え、実際にそうなっていけば、自分もまた大きな幸福を覚えるはずです。 ただ、概念的には理解できても、腹に落ちるかどうかは別でしょう。 「周囲」は目に見える相手ですから、それらの方々に幸福感を与えることによって自分もまた満足感を得るというのはわかりやすい。 しかし「社会」は概念的な存在。 直接接する人の幸福ではないため、仕事をはじめたばかりの人にとっては、自分の労働が社会に幸福を与えると言われてもピンとこないかもしれません。 このことだけは、押さえておきましょう。 目的を果たすための「手段」に悩むべきか? 腹に落ちるかどうかは別にして、仕事の目的とは「自分」「周囲」「社会」のいずれかを幸せにすることだと受け止めたら、「仕事の目的」「働く意味」について悩むべきことなど、ほとんどないことに気付くはずです。 入社する会社が社会に貢献している事業をされているのであれば、そこで一所懸命働くだけでいいのです。 もしそう思えなくても、お客様のためとか、自分の家族のためとか考えればいい。 そこまで考える余裕もないのであれば、自分の報酬のためと受け止めればよいでしょう。 「手段」と「目的」を間違えてはならない 会社に入り、上司から指示されたことで「おかしい」「こんなことやる必要があるのか」と、たまに感じることがあるはずです。 「こんなことやっても意味ないのになー」 と思うはずです。 入社して2~3年もすると感覚がマヒしてきますが、純粋な新入社員なら、まだ感度は高いのですぐ気づきます。 組織の問題を解決すること、会社のバリューをアップさせ、お客様の満足度向上に寄与することが目的ならいいのですが、分析そのものが目的となっていたら「手段の目的化」です。 前述したとおり、「目的」と「手段」を混同しているため、多くの人がこういう仕事に不満を覚えます。 ここで話を戻し、「仕事の目的」について振り返ってみましょう。 先述したとおり、仕事の目的とは「自分」「周囲」「社会」のいずれかを幸せにすることです。 プロ野球選手になろうが、銀行員になろうが、繊維メーカーで働こうが、美容師になろうが、どんな仕事であっても、それは「手段」に過ぎないということです。 車のメーカーで働きたかったのに、どの会社を受けても内定をもらえなかった。 だから地元の広告代理店に勤めた。 そういう人が、「なんか違う。 なんかモチベーションが上がらない。 働きがいを感じられないのは、自分がこの仕事を好きじゃないからだ……」などと言いはじめたら、 「手段の目的化」をしていると受け止めるのです。 正しいクライテリア(判断基準)を持ちましょう。 そのために、言葉の意味を正確に知るのです。 頭が整理できなくなるからです。 仕事の中身は「手段」です。 どんな仕事であっても、三者の幸せに貢献できるのあれば「目的」は果たせるのです。 福岡から東京へ行くのに、飛行機を使うのか、新幹線を使うのか、高速バスを使うのか、自家用車を使うのかは、人それぞれ。 目的は東京へ行くことであり、移動するための乗り物は「手段」です。 好きな仕事に就けないなら、仕事をする意味がわからなくなるなどと言う人は、飛行機にどうしても乗れないのなら、東京へは行かないと言っているワガママな子どもと同じ。 考えが稚拙です。 「自分のやりたいことが見つからない」と言って悩んでいる人は、「福岡から東京へ行く乗り物の中で、自分の好きな乗りものがない」とほざいているようなものです。 昨今、豊かな時代になり、特にメディアによって「本当に自分のやりたいことは何か?」「自分がやりがいを覚える仕事に就け」という価値観が広まっています。 しかし、これらは、人生の晩年を迎えている人たちが持つ考え方であり、若者にとってはノイズです。 40代、50代になってから、その問い掛けをすればよいのです。 駆け出しのコンサルタントだった時代、いつも私はこのような思考で現場支援に入っていた。 行動しなければ意味がない。 議論ばかりしていないで、とにかく動きだすことが先決だと。 しかしあるとき、先輩のコンサルタントに真っ向から否定された。 「中途半端な努力なら、やったほうが後悔する」 と。 「やるなら、やる。 やらないなら、やらない。 ハッキリしたほうが、後悔の質も、量も、減る」 と言うのだ。 言い返したい気持ちはあった。 しかし、堪えた。 コンサルタントとしての経験値があまりに違っていた。 だが、私は確信していた。 「無駄な努力なんて1グラムもない」と。 その価値観が、これ以降5年近くも、私を苦しめることになるとは知らず。 2011年のことである。 2時間2万円のセミナーが、これほど反響があったことは過去に例がないと、日経BP社の役員から言われた。 3月に東日本大震災があった後も、私への講演依頼はあとを絶たなかった。 年末に発売した処女作『絶対達成する部下の育て方(ダイヤモンド社)』も売れに売れた。 最近になって、当時はどんな風だったかと取材されることがある。 これは本当の話だが、よく覚えていないのだ。 長年つづけた努力が、実を結んだころだった。 まさにがむしゃらだった。 「そうだ。 無駄な努力など1グラムもない」 死に物狂いで走り続け、掴んだ自分の居場所に酔いしれていた。 それから、元ミュージシャンや、ブラック企業の営業を部下に招き入れ、彼ら彼女らも優秀なコンサルタントに育て上げた。 会社の業績も右肩上がり。 本業であるコンサルティング事業も軌道に乗っていた。 講演や出版活動は盛況だったし、研修やセミナー事業で十分な収益を上げることができていた。 しかしコンサルティング事業については別だった。 気になることが出てきたのだ。 支援する先によって、成果を出せる企業とそうでない企業とが、ハッキリと分かれてきたのである。 ある日、冒頭の先輩コンサルタントに、そのことを尋ねてみた。 「支援先によって、成果が出ないこともあるだって? 当たり前だろ。 俺たちコンサルタントは魔術師じゃない」 「しかし、絶対達成をテーマに掲げている以上、クライアント企業の社長は、それを期待して当社に依頼してきます」 「じゃあ聞くが、入学する生徒を全員、東大に合格させられる予備校ってあるか?」 「い、いや……」 言葉に詰まった。 たしかに、100%の成果をクライアント企業に約束することなどできない。 しかし、それを簡単に認めていいのか。 もっと自分たちに、できることはないのか。 私が返事をしないでいると、彼は微笑んで、こう言った。 「ずいぶん前、俺が言ったことを覚えているか」 私は顔を上げ、即答した。 忘れたことはなかった。 「中途半端な努力は、やるだけ無駄」 「その通り」 いま聞いても、しっくりこない。 多少は遠回りしたかもしれないが、学歴も資格もない私が、あらゆる目標を達成してきたという自負がある。 「結果的に、横山さんの努力は報われた。 しかし、クライアント企業の社員たちはどうだ?」 考えを巡らせた。 たしかに、私たちはいろいろな成功を手にした。 しかし同じような成功を、クライアント企業に対して提供できていないかもしれない。 「私たちが、クライアント企業に、中途半端な努力をさせてきた、ということでしょうか」 問い掛けてみたものの、彼は何も返してはくれなかった。 それぐらい自分で考えろ、と言いたげだった。 3社つづけて、クライアント企業から契約解除を言い渡された。 それぞれの社長とは関係を構築できていたので、 「いろいろな事情を考慮して」 と言われての結果である。 しかし理由は明白だった。 目に見える成果があらわれない。 だから、契約を切られたのだ。 目標を達成できない企業の特徴は掴んでいた。 まず第一に、組織をまとめる中間管理職たちに、目標を達成させるマインドが薄いことが挙げられる。 我々コンサルタントに対しても受け身で、当事者意識がない。 志望校に合格する気がない生徒たちと同じだ。 だから、契約を途中解除したいと言ってきた社長たちは、こぞって私に謝ってきた。 「マネジャーたちに危機感がないのは、社長である私が、甘やかせてきたのが原因です」 「当社はコンサルティングを受ける以前の問題です。 まるで基礎ができていない」 頭を下げる社長たちに、複雑な思いを覚えた。 本当にそうなのだろうか。 すべてクライアント企業に「非」があったのか。 我々の支援に、問題はなかったのか。 あるIT企業とのコラボレーションセミナーがきっかけだ。 年間10回以上、一緒にセミナーを実施しようと企画していたのだが、たった2回でその企画はボツになった。 なぜなら集客目標をまるで達成できなかったからだ。 相手は(当時)六本木ヒルズに本社をかまえるような、有名企業である。 先方の担当者は、この企画にとても前のめりで、気合い十分。 年間1000名は動員したいと気勢を上げていたので、私もかなり期待していた。 しかし2回で合計40名ほどしか集客できないのだから、企画がボツになってもしかたがない。 がっかりした。 なぜだ。 なぜ、そんなに、集まらないのか。 六本木ヒルズ・ウエストウォーク1階にあるスターバックスで、ぬるくなったエスプレッソを飲みながら、私はそう思った。 「絶対達成というテーマに問題があるんでしょうか」 担当者が私に質問するので、すぐに違和感を覚えた。 テーマ……? 金融機関や、出版社と同テーマでセミナーを企画すれば、チケットは飛ぶように売れた。 実際に、当社が毎年手掛ける「絶対達成LIVE」は、日本全国で開催し、600名以上は動員している。 テーマに問題があるはずは、ない。 ピンときた。 そして、どうしてこんな単純なことに、気付かなかったのだろう、と私は後悔した。 エスプレッソのカップを脇にどけ、身を乗り出して、どんな方法で集客してきたのかを尋ねてみた。 「どんな手法で……って」 「毎回100名は集めましょうって言ってましたよね。 どうやって集めるつもりだったんですか。 その方法を教えてください」 雨の降る日だった。 薄暗い六本木ヒルズのスターバックスで、私は彼の話に耳を傾けた。 そして、その回答をきいて「やはり」と思った。 ああ、そうか。 だから、集客がまるでできなかったのか。 彼の言うやり方は、日経新聞を含む新聞5紙と、インターネットを活用した各種広告の掲載、そして自社ホームページ、メルマガでの掲載ぐらいだった。 けっこうお金をかけてくれたようだが、これではダメだ。 というか、よくこれで、40名も集められたものだと思った。 そして確信した。 この人は「集客のキホン」を、まるでわかっていない、と。 認知度アップと集客は違う。 個人と組織人の特性も違う。 テーマによって広告媒体も変えなければならないし、それに何より大事なのはプロモーションの組合せと相互連携だ。 特性やパターンによって、戦略もツールも変わることを知らない。 彼はどのようなテーマでも、どのような対象者でも、同じやり方で集客してきたのだ。 これまで。 何年もの間、ずっと晴れなかった心の中のモヤモヤが、すーっと消えてなくなっていく感覚を覚えた。 そうか。 そういうことか……。 常に、目標の「絶対達成」を意識している人間と、そうでない人間とでは、こうも思考も、戦略も、異なるものなのだ。 正しい思考、正しい戦略がないのに、がむしゃらに努力したって無駄。 どんなにお金をかけても無駄。 単なる自己満足に過ぎない。 そうなのだ。 つまり、これが無駄な努力ということなのだ。 これをきっかけに、これまでの支援先での出来事を探ってみた。 コンサルティングレポート等を読み返してみた。 「抜けていることが、膨大にあるはず」 私や、私の部下は、どんなに高い目標でもだいたい達成させられる。 なのに、支援先の企業は、できたり、できなかったりする。 この差は、大きい。 経営には「勝利の方程式」などない。 だから仮説と検証を繰り返してきた。 うまくいくことも、うまくいかないことも、膨大に経験した。 有名ビジネス書に書かれてあることが「キレイゴト」だと発見できた日もあった。 西欧では一般的なフレームワークが、日本企業では通用しないとわかった日もあった。 日本企業において、普遍的で、再現性が高いノウハウとは何か。 時代に合わせて変化が求められるテクニックとは何か。 10年以上の現場体験から、たどり着いた答えを、それぞれのパターンごとに分解し、メモ帳に書き出していく。 大量のメモで視界が埋まった。 メモの海に両手を突っ込み、それらのメモを仕分けした。 1時間かけて13分類にまとめた。 ざっと、メモの塊を眺め、足りないと思えるものをさらに書き出した。 最終的に15種類にカテゴライズした。 私どもが生み出した目標達成メソッド(予材管理)は、16年間変わらないままだ。 しかし大きなフレームワーク、仕組みは変わらないままでも、それぞれの企業によって、ちょっとした秘訣、ちょっとしたノウハウが足りないと、最終ゴールを遠ざけてしまう。 やっても意味のない「自己満足型の努力」となってしまうのだ。 私どもは常に現場にいる。 現場は戦場のようなものだ。 外部環境が変化すれば、1年前のノウハウも通用しなくなる。 その最前線で、目標を達成させるための秘訣、ノウハウ類は、常時アップデートしてきた。 そしてそれらは、私たちの血となり骨となって身についていた。 その「血」と「骨」を、誰にもわかるようなカタチで言語化するのだ。 自分たちだけで独り占めにせず、多くの人に分け与えるのだ。 その後、私たちが編み出した、さまざまな思考と戦略は、多くの企業を成長させた。 もう二度と契約を切られることなどなかった。 どの企業も、生産性アップに躍起になっている。 もう、数年前までは許された、自己満足型の努力など、している暇はない。 先述したとおり、私はこれまで、さまざまな企業でコンサルティングを行ってきた。 「絶対達成」メソッドをもとに、1000回以上の講演をし、また、書籍の執筆も行なっている。 ただ、やはり、絶対達成の思考について、最新の研究結果を教えてほしいという声を多数いただく。 時代の流れによって、戦略は常に変わり続けているからだ。 最新情報をお伝えするに越したことはない。 そこで今回、この『本気で結果を出したい人のための「絶対達成」の思考と戦略レポ』を有料記事として配信することにした。 現場体験で、日々アップデートされる思考、戦略について情報発信していくつもりだ。 これを読んでいる人の中には、今、なかなか目標達成できなくて悩んでいる人も多いだろう。 しかし、必ず突破口はある。 最適な努力をし、結果を出すために、一緒に学んでいきましょう。 タイトルどおり、本気で結果を出したい人のみ、ご登録ください。 どうぞよろしくお願いいたします。

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[B! 酒] やる夫が酒をつくるようです 日本酒編 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww

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Yahoo! 今回はYahoo! ニュースの編集者が考える、これからのニュースと編集者のあり方についてご紹介します。 現在Yahoo! ニュース トピックス編集部の編集者は25人程度。 そのうち約半数が報道機関や編集プロダクションなどのメディア業界出身者で構成されています。 彼らはなぜへの転職を決意したのでしょうか。 元新聞記者で現在、Yahoo! ニュース トピックスの編集業務のほか、編集の知見を生かしてニュースアプリの開発や改善などに携わる編集者に話を聞きました。 (聞き手/Yahoo! ニュース編集担当・高橋洸佑) 編集とテクノロジーをテーマにした にて 苅田 伸宏(かりた・のぶひろ) 2001年、毎日新聞社入社。 盛岡支局、東京本社社会部、大阪本社社会部で新聞記者として計12年半働く。 2013年11月、ヤフー入社。 Yahoo! ニュースに関心を持った理由は2つあります。 一つはという合理的な発想への共感と、もう一つはニュースをできるだけ丁寧に伝えたいという思いです。 Yahoo! ニュース トピックスには、「関連リンク」という枠があります。 そこでは、ネットの特性を生かして語句説明や動画、プレスリリースそのものなど関連するコンテンツをワンストップで提供しています。 池上彰さんが指摘している「ニュースは続報になるほど前提を省いてしまう。 そのニュースに初めて触れた人でも理解できる仕組みが必要」という理想に近いと思いました。 Yahoo! ニュースの集客力を生かして多くの人にニュースを届けたいと考えました。 ヤフーに来る前は12年半、新聞記者をしていました。 前職時代は、記事を書いてもきちんと流通している実感を持てないストレスがありました。 自分で記事を書いて自社のサイトに載って、しばらくたってもTwitterのカウンターがゼロのままだったりするわけです。 それは同僚の記事もそうだし、他の新聞社も似たような状況に見えました。 流通していないコンテンツはないのと同じではないかと考え、死蔵している優良なコンテンツを見いだしてきちんと流通させたいと思ったんです。 記者であるかを問わず発信者が爆発的に増え、流通経路は複雑化しています。 そのなかで、ネットメディアには伝統的メディアでしっかりと取材経験を積んだ人材がまだあまりいないようだったので、自分にできることはありそうだと思い、転職しました。 ニュース トピックスは現在、自ら取材をすることがほとんどありません。 取材の現場を離れることへの迷いはありませんでしたか。 それはもうめちゃくちゃありました。 自分は記者になりたくて新聞社に入りました。 取材して記事を書くのは最後まで楽しかったし、充実感もありました。 それを自分から手放すのだから、人生で一番悩みました。 Yahoo! ニュース トピックスは、取材して書くという行為がない代わりに、流通させる力はあるわけです。 自分が書いたものではないけれども、世の中にある良い記事、面白い記事を読んでもらえる。 これは入社して言語化できたことですが、自分が良い記事を書くことで生む価値と、読まれていない良い記事を流通に乗せることの価値は同じだと考えています。 私たちは、リアルタイムで記事の読まれ具合を測る数字を見ながら仕事をしていますが、これは良い記事だ、多くの人に読んでほしいと思ってピックアップした記事が実際に多くの人に読まれたときの感覚は、自分が面白いと思って取材して書いた記事が紙面に大きく載ったとき、反響があったときの手応えと非常によく似ているんです。 ニュース トピックスの編集業務の中で記者時代の経験は生きていますか。 取材して記事を書くということがなくなっただけで、前職で得たものはすべて生きています。 世の中に消費しきれないほど爆増したコンテンツの中から、良いものをきちんと選び出して流通させることが今の自分のやりたいことです。 12年半の記者経験で得た知識や現場感覚がその判断を助けてくれます。 古巣には感謝しかありません。 今は記者とネットニュース編集者の両方ができると言えるようになりたいと思っています。 ニュース トピックスの編集業務以外にはどのような仕事をされていますか。 一つはYahoo! ニュースに記事を配信いただいている新聞社や出版社などコンテンツパートナーとのミーティングです。 特にこの業務にはできるだけ時間を取りたいと思っています。 やはり自分が以前いた業界なので個人的な思いもありますが、Yahoo! ニュース自体がコンテンツをお預かりして成り立っているサービスなので、積極的にコミュニケーションをとって相互理解に努め、双方にとってより良い関係を築いていきたいと思っています。 インターネットの出現という未曽有の変化が起こって新聞社はとても難しい対応を迫られています。 どうすればよいのか、答えを見つけたくてネットの会社に来たところもあります。 世界中の誰も解を見いだせていない状況ですが、自分なりに技術の会社でビジネスを学びながら、ネット対応を考える会社のよき相談相手になれたらと思っています。 ネットやスマホに合う報道コンテンツのボリュームやスタイルは何かなど、知見をシェアしながら一緒に悩みたい。 その結果として、育ててもらった業界に何らかの貢献ができたらうれしいと思っています。 きっかけは前職時代に、お願いして自分が書いた記事のPVを見せてもらったことです。 2泊3日の出張で取材した福島の震災復興に関する記事で、当初は1面想定で最終的に社会面トップに載った記事だったのですが、ちょっと引くぐらいさっぱり読まれていませんでした。 むしろ取材の合間に短時間で書いて、教育面の端に小さく載った30行のコラムの方がずっと読まれていました。 読まれないのは単に自分の書いた記事がつまらなかっただけかもしれませんが、全体的にみて、取材の手間と読まれ方があまりにも無関係なことにがく然としました。 Excelで記事一覧を見たときの何ともいえない気分は今でもよく覚えています。 数字を把握してバランスをとりながら読まれなくても大事だから掲出するのと、読まれ具合をそもそも知らないで大事だからと掲出するのは意味が違います。 まず読まれる傾向を知らなければいけない。 数字を見なければ、どうすれば読んでもらえるかを考える発想にならないし、工夫も思いつかないと思いました。 これはヤフーに入社して実感したのですが、数字を見るのはやはり意味があるし、かつ楽しいことです。 即座に効果測定して次に生かせますから。 効果測定ができることがネットと紙との一番の違いだとも思っています。 数字を見ることイコール読者への迎合ではない。 数字を見たうえで、そこに判断を入れるのが大事なのではないでしょうか。 もちろん数字を見すぎるのは良くないというのは一般的に言われていることですから、定性的なチェックを厳しめにしなければいけないとは思います。 これからの報道にエンジニアの存在は不可欠 Yahoo! やはりエンジニアの会社なので技術で解決するという発想と実行力が一番違うと思いました。 例えばアプリを作ることもそうですし、作ったものを磨きこむこともそうです。 ニュース トピックスの編集業務の他に、編集者としてアプリの開発や改善業務にも関わっていますが、どんなきっかけだったのでしょうか。 きっかけは、流通に精通したいならスマホアプリという新しい流通手段をきちんと知らなければと思ったことが一つです。 もう一つは、これだけニュースのマネタイズが難しいと言われているので、少しでもビジネス面を知りたいと思ったことです。 コンテンツは技術で決まる部分があると思います。 例えば紙の本が先にあったとはいえ、PCが発明された後も紙の本と同じ形式や分量をクリックしながら読んでいくとしたら大変でしょう。 だからコンテンツはPCに適したものになっていったと思います。 同じように、アプリができたらアプリに適したコンテンツが考えられていく。 技術でコンテンツが決まるなら技術を知る人の近くで仕事をする必要があるのではと思いました。 当初は編集者がいないという話だったので、編集の知見が入ればできることもあるのではと考えました。 編集者の強みは、やはりコンテンツの目利き力です。 他の職種と比べてコンテンツに触れている時間が圧倒的に違いますから、何が良い記事なのか一番知っているのは編集者です。 アプリでもっとこういうコンテンツを見せた方が良いのではという提案ができるし、そういう意味で頼ってももらえます。 あとはプッシュ通知の仕事があります。 NHKが重要ニュースをテレビ画面の上部に文字で速報するのと同じことを、人々が常に持ち歩くスマホのアプリに対してニュースを飛ばす形で実現できるようになりました。 どんなニュースをプッシュ通知で届けるかというのはまさにニュースの価値判断なので、これは編集者の仕事そのものだと思います。 コンテンツを分かっている人間だからこそできることがあるので、いまアプリの仕事をさせていただいています。 編集者にとって必須で頼れるパートナーがエンジニアだと思っています。 エンジニアと接しながら仕事ができて、エンジニアが課題を解決してくれるという環境がいかにニュースの流通に効果があるか。 届ける手段を新しく作ることができる。 エンジニアと話しているとき、「こういうことができたらすごいと思う」とアイデアを伝えたら「できるかもしれません」と言われて驚くことがあります。 プッシュだって以前はそんな発想自体なかったわけじゃないですか。 それがエンジニアの手にかかると可能になる。 そこに報道的な意味付けをするのは編集者です。 ニュースをいかに届けるかという意味で、エンジニアと一緒に仕事をすることによってできる課題解決はすごくたくさんあると思います。 コンテンツのありさまを技術が決めているという話もしましたが、技術でアウトプットが決まるという意味でも、両者は近くにいた方が良いものができると思います。 関連記事• ニュースからのお知らせ• Yahoo! ニュースでは、編集者(正社員・中途採用)とフロントエンド・バックエンドエンジニア(正社員・中途採用)を募集しています。 に募集要項を記載しております。 日本最大級のニュースサービスを一緒につくってみませんか?• 2016年1月10日(日)午後1時より、「ニュースメディアをめぐる<雲>ゆきとデジタルメディアの未来」と題し、日経電子版、Yahoo! ニュースがそれぞれの事業やメディアの未来について語り合うオープンフォーラムが開催されます。 参加費は無料(要予約)。 詳しくは をご覧ください。 お問い合わせ先 このブログに関するお問い合わせについては へお願いいたします。

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感染拡大のなか日本人はなぜ働くのか 中国メディアが記事に

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リ・カレント株式会社は、COVID-19の影響が若手の仕事・キャリアの考え方にもたらす影響について、2020年度の新入社員を中心とした「2020年度最新若手意識調査」を実施しました。 これからの時代の若手育成に何が求められていくのか、企業の人材育成に関わる方々に参考情報としてご覧いただけるよう、調査結果をレポートとして公開致します。 理由として、「そういったことを考える機会がない・必要性を感じない」が多数挙げられた。 2.職場での「喜ばれたい」「認められたい」貢献・承認欲求が7割超え 「人と働く」について:「一緒に働く人の役に立ちたい・喜んでもらいたい」が約4割。 「認めてもらいたい」という回答と合わせると7割を超えた。 リモート環境・外出自粛などの抑圧から、他者に対する貢献欲求・承認欲求が強まっていることの表れか。 3.コロナで仕事についての価値観が揺らぐ若手、半数越え 新型コロナウィルスの感染拡大について:「自身の仕事観・キャリア間が大幅/部分的に変化した」と半数以上が回答。 従事する仕事が社会に与える影響や、所属組織の危機対応を受け、仕事やキャリアの捉え方が大きく揺れている傾向か。 本調査では、全国の20代1000名を広く回答者とし、仕事・キャリアに対する考え方やその理由を問うた全16設問のうちから、選択回答式をとった14設問の回答結果を示しています。 高校卒・専門卒・短期大学卒・4年制大学卒・大学院卒の回答者を「働く若手社員」と定義し、回答者全体と比較して示しています。 また、「持っていない」「固まっていない」という回答の理由として、「 仕事観・キャリア観とは何か そもそもよくわからない」「考える必要性を感じない」が多く選ばれています。 働く20代の学生時代では、キャリア教育が拡充され、就職活動においても価値観やキャリアイメージの自己分析が推奨されていますが、自身が何のために働くのか・どのように働きつづけていくのか、自分ごととして実感を得られている若手の割合は非常に限られていることが読み取れます。 より具体的な仕事観のあらわれとして、仕事の報酬について問う設問では、「時間拘束に対して報酬は支払われる」という回答が最も多くなり、「成果に対して支払われている」と答えた人は全体で16. 4%、働く若手社員では10. 1%と1割近くに留まりました。 一方、人と働くことについての考え方を聞くと、「一緒に働く人に対しては役に立ちたい・喜んでもらいたい」「自分のことを認めてもらいたい」が合わせて全体の7割近くとなり、働く20代が強い貢献欲求・承認欲求を持っていることがわかります。 職場において自分の取りうる行動とその理由を問う設問では、職場の人とのコミュニケーションよりも「プライベートの予定を優先する」が強く傾向として表れています。 また、先輩や上司といった近しい場所で働く人の考えや意向を敏感にくみ取って行動する様子が表れ、彼らが近しい人との関係性に、仕事における判断やモチベーションを強く結びつけていることが読み取れます。 新型コロナウィルス COVID-19 の感染拡大が回答者の仕事観・キャリア観にもたらした変化の有無と、その回答理由を問う設問では、約半数が「変化した/部分的に変化があった」と回答しました。 一部フリーコメントでは「この先また何が起きるかわからない世の中なので、狭い視野に囚われず、働きやすいとはどういうことか考えなければならないのですが、なかなか難しく、判別できる能力もないのでもやもやしています」「なにか社会を大きく揺るがす出来事が起こったときに、なにができる会社、仕事なのかを考えるようになった」といった声が寄せられました。 人生100年時代のキャリアを生きる彼らが軸を持って活躍していくためには、「なんのために働くのか」「どのように働き続けるのか」を問い直し言語化する支援が、これまで以上に必要になるといえるでしょう。 記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。 以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。 『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。 予めご了承ください。 ・第三者の名誉または信用を毀損するもの ・第三者を誹謗・中傷するもの ・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの ・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの ・第三者の権利または利益を侵害するもの ・公序良俗に反する内容を含んだもの ・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの ・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの ・差別につながるもの ・事実に反する情報を記載するもの ・営利目的の宣伝・広告を含んだもの ・その他、内容が不適切と判断されるもの 3. 氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。 絶対に記載することのないよう、ご注意ください。 掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。 ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物 メールマガジン、印刷物 などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

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